SとK(企業内芸人)
R : 本日は、ヒット商品の裏にSとK、と大変話題のお二人、
Sさん、Kさんに来ていただきました。
よろしくお願いします。
SとK : よろしくお願いします。
R : まず、企業内芸人 について、ご説明いただけます?
私もですけど、皆さんもちょっと聞きなれないと思いますので。
S : 自分たちもそういうものになろうとは思ってもなかったんで、
最近社内報や業界紙でそう呼ばれているというだけなんです。
R : あ、そうなんですか。
SさんとKさんは、元々高校からの同級生で、
家電メーカーにお勤めということですね。
S : はい。L社に勤めてます。
元々高校が同じで、3年の時に同じクラスになって、
面白い奴だな、とは思ってたんですけど、
大学で別々の地方に行ったら全然会うこともなく。
それがL社に入社したら、入社式で会ったんでビックリしました。
R : お~それはうれしいビックリだったでしょうね。
Kさん、入社式で再会した時、どんな風でした?
K : ん~~そうですね・・・知ってる人がいるな、と思いましたね。
R : あ、良かったです。覚えてはいらしたんですね。
S : おいおい、そこは嬉しかったって言ってよー。
R : でも、入社した時は、普通の会社員でいらしたのが、
どうやってそんな事になったんでしょう?
S : はじめ自分は営業で、Kは開発部門に入ったんです。
というか、今も所属は営業と開発部門のままなんですけど。
R: : そうなんですね。営業と開発。
すごくわかる。お二人、そんな感じ。
S : ははは・・。
それでまぁ、きっかけは、エアコン開発ですね。
3年くらい前かな、Kから、開発部門で揉めてうまくいかないって相談されて。
R : あ、そう。開発部門の相談がきっかけ。
Sさん、当時どういう状況だったんです?
S : えぇ・・・。当時は、今売り上げNo.1のあのエアコンの開発中で。
開発は思うように進まないし、部署内の空気が最悪で。
残業せず早く帰れって言われるのに、商品化はいつまでにって急かされるし。
・・・もう当時の事は思い出したくないくらいだったんですけど、
最近やっと振り返っても苦しくなくなってきました。
R : あのエアコンですね!うちも使ってます。
開発にはご苦労があったんですね~、ありがたく使ってます。
何しろ中の筒がすぐ取れるっていうのは、L社のしかないですからね。
K : 筒・・・。
S : 送風ファンですね。
送風ファンがすぐ取れて、掃除したり予備のと交換したり出来るのは、
今のところうちの社だけです。
R : ホントホント。あれいいですよ。皆さん。
横をパカッって開いたら、スル~っと引っ張って取れるんだから、
ホント簡単。
スペアをいくつか買っておいたら、そのうち洗ったらいいんだし。
ホント簡単でねぇ、清潔だし。
他の会社のと違って白だから、カビとかついたらすぐわかるんですよね!
何で今までそういうの無かったんでしょうね。
エアコンの掃除業者さんが困るから?
S : いや、そういうわけじゃないと思いますけど・・。
掃除業者さんで送風ファンの交換回収されてるところも増えてるみたいですよ。
あと、熱交換器のフィンとかの部分の掃除も必要なので、
年1回くらいはやっぱり業者さんに掃除してもらったほうがいいでしょうね。
うちの子会社でも、送風ファンの交換回収はやってます。
R : そうですか。もう3本くらい汚れた筒が溜まっちゃってるんで、
また新しい筒買わないと、と思ってたけど、
回収して洗ってもらえるの?
新しいのと交換するまではすぐなんだけど、洗うのはちょっと面倒で・・。
あとで連絡先教えていただきますね。
・・・あっ、エアコンの話ばっかりで、お二人の話。
その便利なエアコン開発の時に・・・?何でした?
K : はい。
そうこうしてるうちに、開発のメンバーが一人抜けて、
その人がいなくなったら部署内の会話というか
コミュニケーションがなんだかぎこちなくなってしまいました。
R : へぇ。そういうこと、あるんですね。
S : まぁ、開発部門の人たちは、自分から話す人があまりいなかったんですね。
無駄口はたたかないというか。
そして、こだわるポイントがそれぞれみんなあって。
R : なるほど。
それでKさんが営業のSさんに相談して?
S : Kから久々に電話来たと思ったら、
今までにないほど元気ない感じだったんですよ。
なんかもう会社辞めたいとか言うし。
それで、出張で本社に行った時に開発部門に顔出したんです。
R : その時、どうでした?
K : 不思議でした。
Sが来たら自分もですけど、開発部門の人たちも沢山話して、
何でか盛り上がって。
今まで何度も会議とかあったのに決まらなかった事が、
Sが来た昼休みの終わり10分で決まって。
何ですかね~。
R : Sさんは営業だし、話し上手っていうことでしょうか。
S : 営業なんで、それなりに話はしますけど、話上手って訳でもないですよ。
Kがいると自然に話せるんですよね。
今は、いろんな支社とか部門の会議とか、たまには親会社の会議にも、
二人で呼ばれる事もあるんです。
大体初対面の人ばかりなんで、一人で行ったら上手くいかないと思います。
それに、本質を突くのはKなんで。
直球すぎたり突拍子もないと思える意見が多いんで、
そこを「いやいや、おいおい」と突っ込んだりマイルド~にして、
笑える雰囲気、みんなが意見を言える雰囲気にするのが
自分の役目って感じですね。
R : なるほど。
高校の頃からそんな感じだった?
S : そうですね。
昔というか、高校の頃は二人でコンビ組んで芸人になりたかったんです。
Kがボケで私がツッコミで。
でも、Kには断られました。
R : Kさん、断ったんですね。はは~おかしい。ははは・・・。
K : 勝手にこっちをボケ扱いされて、憤慨しましたね。
R : あははは、相当おかしい。
S : まぁ、卒業後それぞれ違う進路に進んだと思ったのに、
人生って面白いもんですね。
再会したのもビックリしたんですが、
Kが高校時代よりさらに偏屈になってるのにも驚きましたね。
でも、自分はその偏屈なところが面白いと思ってるんです。
ホントは二人で芸人やって売れてみたかったですけどね。
今はこれで良かったって思ってます。
K : ボケだの偏屈だのって失礼だな。
R : まぁ、お二人でうまくいってるんですし、そこはいい具合ですね。
今後のヒット商品、どんなのが出る予定なんですか?
S : この春発売になります、冷蔵発酵低温調理庫ですね。
冷蔵庫の排熱も利用して、発酵・低温調理庫を25℃から80℃にして、
ヨーグルトや味噌、甘酒、パン生地などの発酵をさせたり、
肉を低温調理できたり、
作った料理が冷めにくいように入れておくこともできます。
R : へぇ~便利。
でも私はそんなの作らないから・・・ちょっと買わないと思う。
まぁ、これからも頑張ってください。
S : はは・・。
Rさんが買いたいと思うようなもの、作れるように頑張ります。
R : じゃぁ筒の交換回収の連絡先、教えてね。
今日はありがとうございました。
SとK :はい。ありがとうございました。