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警備の仕事も楽じゃない
「あなた、最近はお肉ばかりでしよ。野菜も食べなさい。食の乱れは体を壊すわよ。
お隣のご主人は、何でも喜んで食べてるわよ。あなたも見習いなさい。」
今日も朝から怒られながら、職場に向かう主人だった。
「あれでも、昔は優しかったんだがな。今じゃ鬼嫁。あ~ぁ 怖い怖い。」
「そう言えば、隣のご主人は静かでおとなしいなぁ。」
「あー。そう言えば向かいのご主人と近所の若者が数人、この頃は見かけないな。大丈夫かな。
この森には、乱暴者がグループでたむろっているて評判だからな。気を付けてなくちゃ。」
「さてと、仕事場に着いたぞ。警備を張り切って頑張るぞ。」
その頃 森の外では、冒険者が話していた。
「この森は、怖いオーガが出るんだよな。気を付けようぜ。」