表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/293

魔法書の精霊

「私は、魔法書の精霊なの。

この魔法書を守る為、使用する資格を見極める為、使用者のガイドをする為、その目的で、私はこの魔法書に宿った精霊なの。」


「最後の使用者は、賢者さま。

勇者と共に魔王を倒したの。

だけどその後に、この魔法書を封印して私は、託されたの。

あれから、どの位の年月が経ったの?。

封印場所が暗くて、かべに染み込んだ雨垂れを見詰めるだけの毎日なの。

少し寂しいの。」


「賢者さまが言うには、この魔法書は、[ 禁断の魔法書 ] らしいの。

全ての魔法威力がMAXになる魔法や、女の子をムフフにする魔法、世界を一瞬で破滅する。または、再生する魔法が書いて有るらしいの。

とても怖いの。でも寂しいの。」


「この封印の間は、何時も色んな人々が来てくれるの。でも、誰も気付いてくれないの。

少し寂しいの。でも、我慢するの。本当の勇者や賢者さまが、来てくれるまで待つの

でも、気が付いてくれるかな?・・・。


ここは、初心者が最初に通される初心者ダンジョンの入り口の待機場所。まして、入り口に向かって背になる場所。

どんな才能の方でも、レベル1の人には、気付いてくれる訳が無いの。

レベルが上がれば、此処には、絶対来ないの。


あの賢者さま、何を考えているの。・・・ばか」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ