表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/294

勇者インフレ時代

男が、ギルドで冒険者登録を願い出た。受付の男性職員は申請書への記入を促す。


男が職業蘭に [ 勇者 ] と書くのを見て、職員は「勇者は、ダメダメ。違う職業にしなさい。」と注意を促した。

男は「何故ですか?魔王を倒す凄い職業では無いですか?」

職員「魔王がいた時代なら兎も角、魔王が倒された今は、勇者が過剰なんですよ。」

男「・・・?」

職員「良いですか。あそこを見て下さい。あの食事をしてるのが [ 南の勇者 ] その隣の飲んべえが [ 白の勇者 ] で、そのはす向かいが [ 5の勇者 ] です。そして、あそこの面接を見て下さい。田舎の貴族が未だに勇者募集をしております。」


面接「勇者さま一名を募集致します。」

「俺は [ 大地の勇者 ] だ。」

「拙者は [ 銀の勇者 ] です。」

「私は [ 北の勇者 ] 。」

「おらは [ 北北東の勇者 ] だべぇ。」

・・・・。

ほぼ30名位の勇者が並んでいる。


職員「どうですか?魔王退治で各国が、勇者召喚し過ぎた為、勇者過剰の状態となっており、冒険者以外は大変仕官が難しくなっております。私も職員採用前は [ 黒の勇者 ] でした。

仕官ご希望でしたら、他の職業が良いでしょう。」


ある冒険者ギルドでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ