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静かに世界は生きている  作者: 南悠


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伝説の瞬間 「大地の剣」

冒険者の間では、伝説として密かに伝わる物が世界各地に数点存在している。


その中の一つに [ 大地の剣 ] がある。

辺境の町近くの大岩に一本の剣が刺さっており、「聖剣」「魔剣」はたまた、「邪剣」だとも噂されている。


[ 昔々、この地域を勇者が領としていた時に、勇者の残した遺物であり、抜いた者が次の勇者だ ] とまことしやかに噂されている。

絶えず冒険者・騎士・剣士 等々が訪れる名所とも成っているが、抜いた者は今の所は

誰ひとりいなかった。

今日も、抜く事を夢見る男どもが列を成して挑戦している。


ある日の深夜にふとした思いを試したくて、一人の若者が、コッソリと [ 大地の剣 ] を訪れ、剣に手を掛け押してみた。不思議な事に剣は大岩に差し込まれていくが、変化はない。更に剣を左右に振ると、[ カチリ ] の音と共に階段が現れる。

若者は、驚きながら階段を下りるとその先には小部屋に鎮座する [ 聖剣 ] が。

新たな勇者が決まった瞬間だ。


[ 大地の剣 ] は、昔の勇者が試した大きな鍵でした。

勇者は力だけでは無く、知恵そして発想の転換が必要な事からの大掛かりな魔道具だったのです。


ひとつの伝説が解明された。


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