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虚し人生

「ここは、何処だ・・・。あぁ!俺は無事なのか。しかし、打った頭が痛い。」

男は、辺境でひとりの冒険者として生きてきた。

今回はギルドの依頼中に魔物に襲われ逃げ惑う最中、足を踏み外し崖下に転落。その際岩に当たったらしい。


「頭が痛い・・・。あれ!何か変な記憶が混雑している。見た事の無い世界が浮かんでくる・・・・・・。

あーぁ思い出した!この記憶。俺が以前に住んでいた町だ。日本の町の記憶だ!」

「すると、俺はこの世界に転生したのか。やったぜ!やっと運が向いてきゃがった、ラノベの異世界知識でやってやるぞ!」


「この世界の俺は、貧農の三男。食う為に冒険者になったが、録なスキルに恵まれずに苦しい生活を強いられていた。異世界転生なら特典が有る筈だ!絶対ラノベでは、有る筈だよな?・・まずは、能力確認 [ オープン ] ・・・。無い。」


男は、嘗ての記憶のみが転生していた様だ。記憶が残るだけ残酷な結果となった。


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