静かに世界は生きている

パートタイマー勇者 ①「神々の取り決め」

日本の神は異世界の神が勝手に召喚する事に腹を立て、召喚の即時中止と今後は一切禁止する事を要求した。

異世界の神「そこを何とかなりませんか。」

日本の神「なりません。第一日本人を拉致しておいて、揚げ句の果てに死にました。さあ、次の人を召喚するなど許される事では無いでしょう。」

「異世界の事は異世界で解決して下さい。」

異世界神「そうしたいのは、山々ですが、何故か日本人と当方の相性が抜群なんですよ。お願いします。」　

・・・。神々の話し合いは、長々と続いた。

日本神「わかりました。此処までは譲歩しましょう。」

「１日の仕事時間は、4～7時間とし、残業は2時間まで。時給は、銀貨2枚 ( 2000円 )。危険手当て及び出張手当ては、別途支給。社会保険加入、有給あり。死亡の際は遺族に見舞金 でどうですか。」

異世界神「それでお願いします。」

日本神「スキルと加護は充分にお願いしますね。」

「あぁ。後は、召喚は最大で4名までとして、不当解雇は禁止。もしもの時は、話し合いで解決。それ以上は無理ですね。」

異世界神「解りました。今後は勝手な召喚は致しません、正式な機関を通して募集をかけます。」

異世界神は、早速に職安に募集を出しました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

勿論、詳細は隠しております。

何人が応募するでしょうか。