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静かに世界は生きている  作者: 南悠


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魔王の呪いは、勇者にとってはラッキー

勇者が、魔王を倒した。

魔王は、倒れる寸前に 不気味な笑いと共に呪いを掛けた。


勇者は それ以来、何かすっきりとしない毎日を感じていた。


凱旋パレードも王からの受勲パーティーも、浪が引く様に アッサリと過ぎていく。


王からは、侯爵の位と領地が与えられたが、仲間に分け与え 残った小さな領地に住み 時折は、王に呼ばれ 仲間と騒ぎ 飲み暮らす。


屋敷は、ごく僅かな使用人と何不自由なく過ごしている。


どこが呪いなのだろうか?


内向的な自分は、多くの人々な囲まれる宮廷が苦手だ。少数の人々の方が気楽で良いと考えている。

今が快適過ぎて、幸せを感じている。


魔王の呪いは、[ 多くの人々に嫌われる ] 事で有った。


勇者の偉業は、多くの人々に称賛される事で報われる。それから考えると、恐ろしい呪いだったが、勇者に取っては、ある意味で褒美かもしれない。

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