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静かに世界は生きている  作者: 南悠


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静かな日常

ぽかぽかと暖かい陽射しが、草原を包み込む。

岩場で温まった岩に寝転ぶスライム達の姿が目に入る。

陽射しは優しくそして、時より吹き注ぐ風と相舞、岩上のスライム達を眠りに誘う。


広き草原の彼方に、遥かな雷鳴が鳴り響く頃、もそっとスライム達は動き始めた。

【雨の気配かな?・・・。】


やがて、草原に暗き雲が立ち込めて、一斉に雷雨が降り注ぐ頃、ゴブリンと冒険者の争いが不意に始まった。

雨に混じる血の臭い。

雷に切り裂かれる叫び声。

・・・。


雨雲が広き草原を駆け抜けていく。

そして、陽射しが濡れた岩を温かく包み込む。

先程の争いは、雨足と共に過ぎ去り、静かな岩場に、ゆっくりとスライム達が集まり出した。

一つのスライムが天を見上げるかの様に佇んでいる。

【何故、争いが起こるのかなァ?・・。】と天の女神様に尋ねているかの様に。


やがて、スライムは又眠り始めた。

静かに、ゆっくりと、あきれた様に・・・?




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