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異世界人には、俺がどう映っているのかな
ある日を境に、世界は豹変した。
突如として魔物の大群が町を襲い、住民を殺戮し始める。
政府は、直ちに自衛隊を派遣して近代兵器を持って鎮圧。そして、原因究明のした結果、ダンジョンから涌き出た物と結論付けられて、ダンジョン時代が始まった。
それは俺が生まれる前の出来事として捉えられており、学校では普通に自衛の為として、剣術・魔法が、学科として取り入れられているが、ダンジョンに入るには、悔しい事に冒険者の資格と二十歳以上の制限が設けられていた。
そして、俺が高校三年の時に、突如として異世界に召喚された。
定番の如く、騎士と王様。そして、国を助けて欲しいとの要望。
俺は、嬉々として承諾した。
ここでは、今までの野外学習の一貫として、ゴブリンを倒してきた経験が生きおり、この異世界はスンナリと受け入れられそうだ。
何食わぬ顔で魔物を殺しまくり、魔法を放つ俺を、異世界人には、どう映るのかな?




