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静かに世界は生きている  作者: 南悠


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312/333

処が変われば・・・

魔王は、静かにそして優雅に食事をしている。

音楽が、春の日差しに溶け込むかの如くに奏でられている。

魔王の至福の時間が、ゆっくりと流れていく。


足早にゴブリンが、執事の元に、【勇者】が攻め込んだ旨を伝えた。

執事は、静かに頷き、魔王に伝えること無く、伝令を魔王軍騎士団に向かわせた。

その後、魔王の耳元に告げると、魔王は頷き、又音楽に聞き入っている。


現在の世界情勢は、圧倒的な魔国と数国に別れた王国で統治されている。

魔国は、侵略の意図は無いが、ヒト族中心の王国は、度々 召喚を繰り返しては近隣に戦を仕掛けている。

亜人及び獣人国からは、魔王の元に救援依頼が届き、その度に魔王軍による、勇者討伐が繰り返されていた。


魔王は、世界を見守る女神様に度々苦情を送るが、女神様も対応に苦悩しているらしく、困り果てた回答をするばかり。


女神様・魔王を含めた多くの人々は、嘆き呟く。

「何で人間は、戦を好み、平和を求め様としないのか」と。

今日も、召喚者の虚しい戦いが行われている。




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