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召喚 2
前回の召喚に苦労した王は、王国を立て直して 再度、召喚を神に祈った。
「神よ!魔王を驚異を払い除ける為に神スキルの勇者を与えたまえ! 但し、怠け者では無く、働き者の勇者を!」
神は、願いに応えた。
召喚された勇者は
「王よ!我がスキルは、○○カミ。早速働かせてくれ。」勇者は、自ら仕事を志願した。
王には、勇者のスキルがよく聞こえなかったが、働き者の勇者に満足していた。
畑仕事に魔物退治と、勇者は休む事無く、動き回り 無難にこなしていった。
エビス顔の王は、しばらくすると妙な事に気付き始めた。
幾ら働き者の勇者が働き続けても、王国にお金が貯まらなかった。
王は、意を決して勇者に、スキルを尋ねた。
勇者のスキルは、貧乏神だったのだ。
王は、勇者に仲間を付けて、魔王の元に送った。魔王に貧乏を押し付けるために!
再度の召喚は、失敗なのか成功なのか。