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静かに世界は生きている  作者: 南悠


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後悔と言う名の牢獄

ある老人が死期を迎えようとしている。

彼の混濁した意識の中で、かっての勇者の姿が思い浮かばれていた。

彼は晴々とした表情で微笑んでいる。


彼は、魔王との壮絶な戦いの中でも微笑みを絶やすことは無かった。

彼は、苦しい戦いの中でも、常に仲間を思いやってくれた。

彼は、敵に対しては強く、庶民にとっては常に優しく接してくれた。


そして、あれは魔王を倒れた瞬間だった。

疲労困憊の彼の後ろ姿に、短剣を刺し貫いた瞬間だった。

彼は振り向き、何時もと変わらない笑みを浮かべてくれた。

そして、彼は亡くなった。救国の英雄として・・・。


その時、後悔と共に悟った。

【俺は、何て事をしたのかと。如何に、王の命令だとしても・・・】

俺の長い心の牢獄が始まった事を。




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