勇者の悩みは、深刻です。
男が召喚された。
強力なスキルと神々の加護を得た上、彼は強靭な肉体と溢れん計りの魔力を持ち、性格は真面目で正義感を持つ好青年である。
訓練・魔物退治・ダンジョン探索と真面目に取り組み、その後は強靭な肉体に似合う大食漢でもある。毎回美味しそうに大量の異世界料理を平らげる姿は、王宮の人びとは呆れながらも、頼もしさに溢れていた。
しかし、暫くすると勇者の食べる量が少なくなり、めっきりと痩せ始めてきたのです。
王は、「勇者よ!何か困り事があるのか? 何か不満でもあるのか?」と何度も聞き返すが
勇者は、「大丈夫です。」と答えるばかり。だが、勇者は痩せるばかり。
王は、「勇者よ!そなたの体が心配だ。願いがあれば何でも聞くので話してくれぬか。」
勇者は、重い口を開け「王よ。ただひとつの願いを聞いて頂けないでしょうか。」
王は、「何でも聞くから、話してくれ!」
勇者ば、「願います。再度召喚をして一人の人を呼んで下さい。」
王「それは、誰だ。そなたの恋人か?それとも剣豪か?大魔法師なのか?」
勇者「いいえ、違います。私が欲しいのは、日本食を作れる料理人を!」
日本人が一番合う食事は、やはり日本食ですかね!
☆と評価を皿を前にして待ってます。
よろしくお願いいたします。