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苦痛の日々

一粒の涙が流れ落ちる。

「やっと終わったんだ。もう殺し合わなくて良いんだ。」

そして、静かに目を閉じた。

再び開く事の無い深い眠りに・・・。


長い戦いの時間が続いた。

果てしない戦闘の日々が日常となり、かつての家族団欒の事は、遥か昔の懐かしい断片として記憶に残っていた。


国家の一方的な召喚により、強請?いや、一種の強迫で任命された勇者の称号。

ロクな訓練も無い中での即実戦。

初めての殺人に狂いながら反吐を破棄散らす。

精神が、壊れる間も与えない戦闘の日々。

ゆっくりと眠る事すら許されない魔王軍の絶え間ない攻撃。


一人またひとりと仲間が消えていく。

昨日はアイツが、今日は彼女が、明日は俺だったら良いのにな・・・無理かな。


そして、長い苦痛の時間は一人の男が倒れて終わった。


その後は、言われ無き中傷を信じた王の策略で幕を閉じる事となったが、もはやどうでも良い事だ・・・汚れた国に幸あらんコトを  まあ、いいか。。




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