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平等な微笑み

「御苦労さまでした。」


戦いの末、死んだ筈の我等は、女神様の微笑みに、癒された。ああ、なんと優しい光だろう。戦いの疲れも、吹き飛んでしまうようだ。よく考えると、アイツと伴にこの場所に居ること自体が、実に不思議な事だ。目の前にいるのは、かつて世界を恐怖に陥れた魔王なのだから。


しかし、屈託の無い笑い顔を見ていると、何だかどうでも良い事だと思えてくる。ボロボロの鎧、煤けた顔。でも、その顔には確かに安堵の色が浮かんでいる。隣の魔王も、同じように女神様の光に浸りながら、屈託の無い顔付きで笑っている。


まぁ! どうでも良いか。共に戦った戦友だからな。敵も味方も関係ない。女神様の笑顔の前では、皆ただの疲れた戦士だ。


なあ、魔王よ! 今夜は美味しいものでも食べに行こうじゃないか。奢りは……お互い様ってことで! 

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