表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
145/294

魔王?

王国と数ヵ国の連合国に召喚された勇者。

訳も分からない状態での強制的な訓練と魔物退治を経て、魔王軍の最前線に送られた。

召還時に与えられた、高い能力と強力なスキルで何とかやって来れたと今さらながらおもう。


ただ、魔王軍と戦う度に心の奥底に何か例え様のない感情が芽生える。

「なぜ!戦うのか?」「なぜ、俺なのだ?」

自問自答しても、きっと答えは出ない事だろう。


王国の奴らは危険な最前線に俺を送り、安全な後方で遊び呆けている。

「チクショウ!何であんな奴らの為に、俺は命を張らねばならないんだ?」 今日何度目かの愚痴が溢れる。


現在の情勢は、魔王軍は各国の最前線に部下の将軍達を送り、ジワジワと各国を攻めている。

ただ、救いは各最前線の攻勢にバラツキがあり、各個撃破し易い事だけだ。裏返せば、俺に休みは無いって事でも有るが。しかし、俺にもメリットは有る。それは絶えず強力な敵と戦う為、レベルが嬉しい程に上がるんだ。そう!今の俺はレベルが上がり過ぎて、魔王軍では相手に成らない程まで成長した。たぶん、魔王も問題無いだろう。


「さぁーて。どうして遣ろうかな。何処で手を抜いて、危なそうに装うか。・・・! よし、A帝国でケガを装い追加の軍事物資を要求するか。」

今の俺のアイテムボックス内は、あらゆる金貨、武器、軍事物資で溢れるかえっている。だが、まだまだ、奴らから絞り取ってやるさ。

魔王軍を殺さぬ様に。それを元に連合国を潰さぬ様に。上手くやらねば。そう。上手く殺らねば。奴らを!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ