表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
140/296

神々の気まぐれ 23 「勇者の苦悩」

俺は魔王を倒すために修行の旅に出た。

何年もの間、何千何万の魔物を倒し、幾十のダンジョンを踏破した。


苦しさに幾度も嘆き、幾度と無い死闘が有った。

何度も辞めたい。帰りたい。と叫んだ事だろう。

しかし、勇者としての使命感が彼をこの異世界に止めた。


苦闘を共に歩む仲間達がいた。

こんなに弱い俺を愛し包み込んでくれる彼女がいた。

彼等が居たからこそ、俺は戦える。だから人々はこんな俺でも勇者と称えてくれる。


そして、とうとう俺らは、魔王を倒したのだ。

「チクショウ。涙が止まらないぜ。」

苦闘の日々。長い月日が走馬灯の様に流れていく。やっと終わったんだ。


神界テレビで見ていた女神は一言。

「良かったわ。」

そして、記録帳に書き残した。

【勇者は、死闘の末 魔王を倒した。】の一行のみを。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ