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救われない話

王国は魔王軍に蹂躙された。

国土は荒れ果て、人心は荒み 悲劇が巷に横行している。


国王は嘆く事しか出来ず、騎士は持つべき剣すら折れ果て地に倒れ伏す。


教会は、ひたすら神に祈りを上げるが、応える事は無かった。


召喚された勇者は脆弱なステータスと僅かな加護を与えられ、苦戦を強いられる。


民衆は神に国王に怨嗟な声を上げて天に向かい叫ぶ。

「これは我々を試す為の試練か。それとも我々の祈る神は、無慈悲なのか。応えてくれ。」


しかし、答える者は無い。

もしも、答える者が居るとすれば魔王と勇者だろう。


そして彼等は、こう答えるだろう。


魔王は、「神は、無能だ」と。

勇者は、「あれを祈る奴はバカだ」と。


そして神は、笑いながら「ピンポン!!」と応えるだろう。


救われない今の世界。



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