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神々の気まぐれ20 「再召喚②」

「ようこそ勇者一行さま。」


「ここは何処だ。これから魔王城での決戦のはず?・・・あれ、貴女は誰ですか?」


「私は19世界の女神。貴方達にうちの世界の魔王を倒して欲しいのです。」


「えーぇ。私の国はどうなるの。魔王を倒さないと国が無くなるのよ。」


「お静かに! 59番世界の聖女。」魔法で拘束される聖女。

「女神!聖女に何をする。」聖剣を片手に立ちはだかる勇者。


「御免なさい。でも、冷静になって私の話を聞いてくれる。」

「うむ。」警戒感を漂わせる勇者。


「私たちに協力すれば、帰還魔法で元の世界に帰して上げるわよ。・・・聖女さん。お聞きしますが、たしか、59番世界は帰還魔法の使用許可が下りていなかったわよね。私の勘違いかしら。そして彼処の王国は、帰還と称して召喚者を排除すると聞いていたけど?どうなの!」


「・・・。」沈黙の聖女。

「本当なのか?」詰問しながら、戸惑う勇者。


「聖女さん。此方の魔王を倒してくれたら、帰して上げるわよ。勿論 勇者もね。・・最も勇者が帰ってくれるかはわからないけど。」

沈黙の一行。


「どうするの?」女神の問いかけに、

「わかった。貴女に協力しよう。だが、本当に帰してくれるのか。」

「大丈夫よ。褒美も望むままに与えるわ。ただ聖女どうするの?協力してくれる。その後は悪い様にしないから。」

沈黙の中で、頷く聖女。


「さぁ、決まり。お願いね。」


勇者一行は、僅かな訓練の後、魔王を倒した。

「ありがとう。勇者さま。お望み通りに帰還しますか?」

「お願いします。」勇者は、褒美と共に帰還を承諾する。


「所で聖女はどうする?助けるの?放置?」


「勇者様、お願いします。王国を助けて下さい。」必死に願う聖女。

しかし、過去を聞いた勇者には伝わらない。

「勝手にすれば良いさ。自業自得だな。」

「そんな・・・。」


「聖女。提案だけど傭兵団に入らない。貴女の様な余り者を集めているの。今回は無償で助けて上げるわよ。」

「わかりました。お願いします。」


こうして、19番世界の傭兵団は、少しづつ強化されている。

















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