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量子力学な夏祭りとおふだまみれの屋根裏と脳筋ツインテール

作者: 空超未来一

脳筋ツインテール少女シリーズ第5弾その1とその2の続き――――!!!!!

 三百年前、人々を恐怖に陥れた最悪の存在が今目覚めた。

 腹ごしらえに何人の生き血を啜ってやろうと舌なめずりをした瞬間。霊格が震えるほどの敵意を感じ、その場から一目散になって逃げ出した。

 ここまで、零コンマ何秒の出来事。

 目に物止まらぬ速さで駆け抜けるが、敵意を撒くことはできず、むしろ徐々に距離が縮まっている。

 人間の集まる場所がいい。そこなら人質をとるなり生き血を吸って力を取り戻すなりできるはずだ。



 ――――と、悪魔はすぐ後ろまで迫っていた。



 二本の触覚を生やした幼い少女。俗にいうツインテールというやつだ。一見非力な人間にしか見えなかったが、少女からは底知れぬ圧力を感じる。

 ツインテールの少女が、小さな拳を固く握りしめた。


 ――――っっっッッ‼


 無敵の霊体は儚く脆い雲のように、天に輝く月に向かって突き上げられる。ただ殴られただけで、霊体の耐久値をカンストするまでズダボロにされた。

 膨大なエネルギーを押し留める霊体は見るも無惨に砕け散り――――特大の花火のように爆散した。

 夏の風物詩尽くしの花火を見上げ、ツインテールの少女が声を大にする。


「たまはおまえや〜」




◇たくさんの青春をありがとう、脳筋ツインテール。た〜まや――――‼

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