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ジョンの記憶

作者: 峠日音

ジョンは記憶を売る


ジョンは子供の頃の思い出や、大人になって見たり聞いたりした記憶を売って生活している


ジョンは売った記憶を失わない


だから、なんて楽な商売なんだろう、とジョンは常々思っている


この仕事を何と呼ぶべきなのか、ジョンには今でもわからない


それでもジョンは気にしない


ジョンは自分の仕事にルールを定めている


ニセモノの記憶は売らない


ジョンは記憶には限りがあるから、この仕事が一生続けられるとは思っていない


ジョンの記憶を買う人々は、ジョンを神秘的な人だと言う


でも、ジョンは自分の事をそう思っていない


ジョンは他の人とほとんど変わらない


ジョンの周りの賢い一部の人たちは、その事に気付いている


彼らはジョンの記憶を売る手助けをしてくれている


彼らはジョンの限りある記憶で、ジョンの仕事を一生続けさせられる方法を知っている


ジョンは今日も記憶を売る


ジョンの記憶を買う人々は今日も幸せになる


ジョンはこの仕事が好きだ


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