表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
青春18きっぷで脱出  作者: 安曇 穂高
01. 信州への架け橋
7/36

中央本線 甲府駅

 甲府駅に到着した。甲府といえば、武田信玄の城下町として有名である。桃や葡萄と言った農産物の盛んな土地で、それらが中京圏や首都圏といった大都市へと中央道や中央本線を通り運ばれている。そのような事情は、穂高が見た貨物列車からも明らかだ。

「なにを運んでるの?」

「甲府周辺の桃や葡萄を乗せて東京のスーパーに出荷しているんだよ。今は旬の食材だから、結構売れてるんだろうな。」

「安曇野ではどんな生産品があるの?」

「機械や果物、野菜、米、蕎麦、ほかにも山葵が採れる。あとお酒もつくっているが、穂高は二十歳になるまで飲んだらだめだな。あ、そうそう、腹減ったから最近巷で話題の『甲斐路周遊弁当』でも食べるか。」

 この会話は男子トイレのなかで行われたが、穂高もこれに同意していた。

 「よっしゃ、駅構内の『甲州味街道』って店で買ってこよう。」

 広高は、その駅弁屋にいくついでにみどりの窓口で駅スタンプを押していった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ