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青春18きっぷで脱出  作者: 安曇 穂高
01. 信州への架け橋
18/36

中央本線・篠ノ井線 みどり湖駅-松本駅

 塩尻駅構内での人身事故の検証作業が二時間もかかってついに終わり、穂高の乗った列車が塩嶺トンネルを抜けてみどり湖の駅に到着した。ここで杏奈と優斗の二人は車掌に引き摺り下ろされたうえ、そのままドアを閉めて発車していった。これは大幅なダイヤ乱れのせいで終電なのにである。

 列車が発つよりも前に保護者・警察に連絡がいったうえ、乗りつけたパトカーで家に戻されたようだ。しかも、しばらくの間JR東日本の路線を彼らは使えないということになったらしい。しばらく、といってもせいぜい一か月ではないかと考えられており、これはこれで妥当なところではないか、と春花と穂高は内心思っていた。 SNS上でもまともな判断と思われているようである。

「まもなく、塩尻です。中央西線木曽福島ゆきは、二時間遅れのため接続はありません。申し訳ございませんが、悪しからずご了承ください。また、終点松本駅では長野行き、信濃大町行きの臨時列車を用意致しましたのでご乗車ください。塩尻です。」

 何も見えぬ田畑の中を列車はガタンゴトンと音を立てて走り、松本駅に到着、大糸線のホームにむかった。その間、穂高と彼の家族は全員眠りについていたりしていた。


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