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青春18きっぷで脱出  作者: 安曇 穂高
01. 信州への架け橋
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中央本線 小淵沢駅

 ここは、小淵沢駅。下りの方で言えば、山梨県内最後の駅。次の信濃境、富士見方面へは、愈々長野県に属することになる。駅周辺には牧場やペンション、別荘もあるというこの場所で穂高の乗った電車は特急待ちを五分ほど行った。

「もう小淵沢?」

「愈々信州、君の新しい故郷だね。」

「早いね。もう三時間も電車に乗ったのか。高原だからか知らないけど、涼しいね。」

「信州はもっと涼しいぞ。」

「北だから?」

「北にあるから、というよりは内陸で四方が山になってるからだね。四方山話にも山のことしゃべることあるし。」

「山かー、遠足で何座か登ったな。冬は寒いの?」

「雪が降ることはざらにあるし、一月や二月は最高気温が氷点下、なんてことはそんなに珍しいことでもない。」

「春や秋は?」

「心地よい気温で、風も穏やかで過ごしやすい。あ、そうそう、夏休みも終わることだし、本豊科小学校から宿題が一応出ているから、急いでやらないと。もう九月になれば学校だぞ。」

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