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機動城砦サラトガ ~銀嶺の剣姫がボクの下僕になりました。  作者: 円城寺正市
第1章 かくて剣姫は下僕となった。
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第18話 その時、運命の車輪が回る。

艦橋(ブリッジ)のクルー達が息を飲んで見守る中、ボズムスとキリエは睨み合っていた。

 一触即発。そんな空気が漂う中、


「ぶふぅ!」


 突然、ボズムスが堪え切れないといった様子で、噴き出した。


「なにがおかしい」


「なあ、オマエ。恰好つければつけるほど、俺ん中のボズムスの記憶との落差がヒドイぞ」


 ボズムスは先の尖った舌を突き出しながら、ニヤニヤと顔を歪める。


「なんだと?」


 釣り目がちの目を不愉快そうに細め、キリエは怪訝そうな顔をした。


「ボズムスが陰でお前のことをなんて言ってたか、教えてやろうか?」


「なんだ」


『ダダ甘ポンコツお姉ちゃん』


 ピキッという音を立てて、キリエが固まり、次の瞬間、いかにも心外というように大声をあげる


「なっ! ボズムス殿は、そんな風に私を見ていたというのか!」


「いや……大体みんなそう思っておるぞ、キリエ」


 まさかの背後からの攻撃(ツッコみ)

 ミオのその言葉に艦橋(ブリッジ)の人間、ほぼ全員が頷いた。

 あんぐりと大口を開けて、絶句するキリエ。


「いやいやいや、ミリア言ってやってくれ! お姉ちゃんがどれだけ厳しく、お前を教育してきたかを!」


「イタズラしたら、しっぺ(・・・)されました」


 必死の形相で訴えかけるキリエを放置して、ミリアは無表情でミオに言う。


「しっぺ?」


「しっぺされた後、しばらくソワソワしてたかと思ったら、突然号泣しながら謝られました」


「そ、それはある意味キビシいのう。主にメンタル的な意味で……」


 ミオは表情を引き攣らせて、軽く引いていた。

 なぜかボズムスまで、微妙な表情を浮かべている。


「しかし……よくも、それで厳しく教育してきたとか言えるもんじゃのう」


「あー、お姉ちゃん、都合が悪くなると、時々記憶をねつ造するんですよね」


 茶飲み話のノリで、ミオとミリアが話を続けている間、キリエは、(うつむ)いてぷるぷると肩を震わせていた。が、突然顔を上げたかと思うと再びボズムスを指さして、大きな声をあげる。


「まあ戦場に出たことの無いボズムス殿の記憶ならそうかもな! 私をただのダダ甘お姉ちゃんだと思うなよ」


「お、おぅ」


 突然のことにボズムスが若干、キョドる。


「ポンコツの部分は認めないつもりじゃな」


「ミ! オ! さ! ま! この話はもう終わりです!」


 威嚇するようにミオに向かって目を見開き、キリエは、勢いよくボズムスへと向き直る。


「そもそも、貴様がおかしなことを言いだしたせいだ! はっ! まさか、これは我々を(おとしい)れて、仲たがいさせるための罠だな! なんて恐ろしいことを考えるんだ! 極悪非道な奴め!」


 急に矛先を向けられて、慌てるボズムス。


「いや、途中からはお前らが勝手に……」


「問答無用! 鞭乱打(ウィプラッシュ)!」


 まるで、都合の悪い話をぶった切ろうとするかのような強引な攻撃。これ以上いらないことを言われてはたまらない。そんな思いが透けて見えるような猛攻であった。


 込められた思いはともかく、キリエの鞭が刹那の間に幾度も繰り出され、虚を突かれたボズムスはなすすべもなく、皮膚を切り裂かれていく。


「逆切れかっ!」


 鞭の猛攻が止んだ途端、ボズムスが律儀にツッコんだ。

 正確には逆切れではない。ただの口封じだ。


「まあいい。お遊びはそこまでだ」


 言葉と同時にボズムスの両手の爪が伸びて、鋭利な刃物の様に変貌していく。

 キリエは、さらに追撃すべく鞭を繰り出すが、右手の爪でそれを小刻みに弾き返すと、ボズムスは左手の指先を揃え、キリエの顔面に向かって突きを繰り出した。


 間一髪、首を傾けて突きを交わしたものの、キリエの頬に細い傷が走り、一筋血がしたたり落ちる。


「お姉ちゃん!」


「大丈夫だ、ミリア。ミオ様を守って、もっと後ろに下がっていろ」


「たった傷一つで狼狽しておるなぁ、オマエの妹は。生身の人間はこれだからイカン。オマエもオマエの妹の魂も喰ってやるから、俺と一つになろうじゃないか」


 長く伸びた舌をうねらせながら、ヌメヌメとした視線を投げかけるボズムスに、キリエは嫌悪感を露わにする。


「お断りだ。このナメクジが! いいか、ボズムス殿は、実にイヤらしい親父であった。私もミリアもちょくちょくお尻を撫でられては、その度、死ねばいいのにと思ったものだ。だがな、魂を貴様のような化物の(えさ)にされねばならぬほどの悪人ではなかったのだ。(かたき)を取るなどと言うつもりはない。せめてボズムス殿にいつか仕返ししてやろうと思っていた分を貴様に支払ってもらおう」


 そう言うやいないや、キリエの振るった鞭は、蛇のように蛇行してボズムスの爪を直前で避けて、その首へと絡みついた。


響尾蛇鞭(ラトルスネイク)


 ボズムスは鞭を手に取り爪でそれを断ち切ろうとするが、幾ら切りつけても鞭は切れ目のひとつもつきはしない。


「なんだ、これは!」


 狼狽するボズムスを冷笑するように見やり、キリエは言った。


「ウチの黒筋肉(バカども)を調教するために作った鋼線を束ねた特製鞭だ。奴ら、わりといい声で鳴くのだよ。いいか、私は確かにダダ甘お姉ちゃんだ。それは認めよう。しかし、妹や弟以外に甘く接しなきゃならん理屈はどこにもなかろう」


 鞭を勢いよく振って、ボズムスを壁に叩きつけ、地面に倒れたところを首に巻きついた鞭を踏みつけて、動きをとれなくする。


「石臼で足の先からすりつぶしてやるから、無に還る恐怖をゆっくりと味わってもらおうか」


 キリエが嗜虐(しぎゃく)の炎を目に宿らせたその瞬間、精霊石版(モニター)を操作していた艦橋(ブリッジ)クルーの魔術師が叫ぶ。


「左舷2ファルサング(約12キロメートル)先で砂洪水(フラッド)が発生しました!5分後にサラトガに最接近します」


 ミオが息をのみ、緊張感が艦橋(ブリッジ)を包む。


「逃げ切れるか?」


「少し接触する可能性はありますが、ギリギリです。精霊石版(モニター)に映します!」


 クレーターを映したままになっていた精霊石版(モニター)の画像が切り替わった。上空からの俯瞰(ふかん)映像。

 視点が上空からどんどん下降していき、次第に砂洪水(フラッド)の詳細な様子がわかる。


「こんなにも、激しいものなのか……」

 ミオの、この呟きが全てを物語っている。


 それは、巨大なエネルギーの奔流(ほんりゅう)であった。

 幾人もの巨人が取っ組み合って、暴れているかのように荒れ狂い、その激しさと渾然(こんぜん)一体となって、まるで重々しい金属のような波が揺れ動いている。


 その巨大な濁流の一番前を、波頭が(たてがみ)を風に(なび)かせる野生馬のように、砂を撒き散らしながら跳ね回っていた。


 言葉を失い、ただただ茫然と眺めている間も、精霊石版(モニター)の画像は砂洪水(フラッド)の先頭部分を追い続けている。


「あっ!」


 ミリアが突然、声をあげる。


「なにごとじゃ」


「今、ナナちゃんが……」


 そうつぶやいて、ミリアはぺたんと力なくフロアに座り込んだ。


 ミリアには見えたのだ。

 精霊石版(モニター)の中で、ナナシと思われる黒い影に、巨大な砂の波頭が覆いかぶさって行くのが。


「い、今のところに精霊石版(モニター)を戻すのじゃ! 早く!」


 ミオが急き立て魔術師が、ミリアが声を上げたあたりまで、モニターの位置を(さかのぼ)らせる。

 しかし、画面に映るのは、爬虫類の鱗のような文様を描きながら、砂がゆっくりと流れている映像。既に波頭(はとう)が通り過ぎた後の風景でしかなかった。

 当然、そこにナナシの姿はない。


 茫然と立ち尽くしているうちに、フラッドがついにサラトガにまで到達する。


砂洪水(フラッド)来ます! 避けきれません。左舷城壁前部に接触します!」


 クルーが、その言葉を言い終わる前に、轟音とともに、突き上げるような激震。天地が引っくり返ったかのような振動が艦橋(ブリッジ)を襲う。


 クルー達は軒並み椅子から滑り落ち、慌てたものはフロアを転がってテーブルや椅子に身体をしたたかにぶつけた。


 キリエは壁面に寄りかかり、咄嗟(とっさ)に掴んだミオの身体を抱きよせながら、壁面を走るパイプに指をかけて(こら)える。

 鞭はいつのまにか、手から取り落として、猛烈な揺れの中、ボズムスの首に巻きついたまま、シュルシュルと窓の方へとひきづられていくのが見えた。


 フロアに腰を落としたミリアは呆然とした表情を変えることなく、蹂躙(じゅうりん)されるがままに前後左右に揺さぶられて、自分の頭からヘッドレストが飛んでいくのをぼんやりと見ていた。


 永遠に続くかと思われた振動も、やがて緩やかになりはじめた。


 外では相変わらず轟々と、砂が流れていく音が聞こえているが、どうやら、本当に砂洪水(フラッド)から少し(かす)っただけで逃げ切ることができた様だ。


 ミオは、キリエの腕の中から、ゆっくりとあたりを見回す。テーブル、椅子、魔道関連の機材、ブリッジのありとあらゆるものが、いたずらな子供がおもちゃ箱の中身をばら撒いたような惨状を呈していた。


 横倒しに倒れたテーブルの陰や足元から次々とクルーが起き上がりはじめる。起き上がれないものもいるのだろう。小さく呻くような声も聞こえる。


 ミリアはあいかわらず、呆然と座り込んでいる。ただ、ショートカットの髪だけが、くしゃくしゃと乱れていた。


「そうじゃ、ボズムスは?」


 ミオが思い出した様に、キリエの顔を見上げる。

 首を振り、疲れきった声で、キリエは、ただ「逃げられました」と呟いた。



  ◇  ◇  ◇  ◇



 アージュは、焦っていた。

 城壁の上、アージュの目にも、高く立ち昇る砂の波頭がはっきりと見えている。

 このまま近づいてくるならば、サラトガを直撃することは無いにしても、一部は接触することは明らかだった。


「そのぶつかる場所が問題なんだよなぁ」


 アージュは嘆息する。


 左舷の城壁。今まさにアージュがいる此処(ここ)だ。


 未だに城壁の上からの兵士達の避難は捗々(はかばか)しくなく、押し合うようにして階段に殺到している。


「死にたくなければ、急げ! 降りた者もその場で止まらず、城まで走るんだ!」


 アージュは城壁の上から、大声をあげて階段上の兵士達を追い立てる。


 これも、あの寄生虫のせいだ。


 アージュは思う。

 本来であれば、城で待機している筈の近衛隊副官である自分が、まさか最後まで、城壁の上に残って、兵士達を逃がすような貧乏くじを引かされることになろうとは、誰が予測しえただろうか。

 そして何より、自分は何を律儀にこんなことをしているのかと。


「あー私も寄生されちまったか?」


 そう呟いてから、馬鹿馬鹿しいとアージュは一人、苦笑した。


「もう間に合わねぇ!砂洪水(フラッド)がもう、そこまできやがった!」


「おしまいだぁ!」


「もう飛び降りろ!運がよければ助かるかもしれねぇぞ!」


 恐慌状態の兵士達の叫びが城壁の上で木霊する。さすがにもう時間がない。

 アージュが振り向いた時には、砂の波頭はすぐ傍まで迫っていた。想像していたより到達が速い。


 アージュは見た。まるで巨大な手にもぎ取られるように、砂の波にさらわれていく城壁と取り残された者たち、一瞬にして、城壁の一角は崩れて巨大な生き物に取り込まれていくように消えていく。


 もう迷っている場合ではない。アージュは城壁の上を走り始める。

 アージュが走り去った場所に後から後から砂が殺到してきて、声をあげる間もなく逃げ遅れた兵士達が次々に飲み込まれていく。

 恥も外聞もなく必死で走り回っているうちに、次第に轟音は遠ざかっていった。やがて、砂の追手が途切れたのを確認して、アージュは石畳の上にへたり込んだ。

 大きく息を吐き出し、背後を振り返ると、呻くようにかすれた声をだした。


「あ、ああぁ…」


 振り向いたアージュが見たものは、自分の背後数センチ先から、ごっそりと削り取られて、絶壁と化したサラトガの城壁であった。



  ◇  ◇  ◇  ◇



 やっとの思いで、クレーターから這い上がった。

 鮮やかな青のドレスは砂に(まみ)れて、みる影もない。

 破れたりはしていないし、丁寧に洗濯してもらえば大丈夫かな、と剣姫はなんとなく、いつも洗濯してくれるミリアの顔を思い出す。


 あいかわらず地鳴りは響き続けていた、しかもどんどん音が近づいてきている。ミオをして『本物の天然ボケ』と言わしめる剣姫であっても、さすがにこれはサラトガが近づいてくる音ではないことぐらいはわかる。


 クレーターの外縁部で立ち上がり、ぐるりと周囲を見回すと地平線がザワザワと(うごめ)いているのが見えた。

 この国エスカレス・ミーミルは、一年中を通して、陽炎(かげろう)の立つ灼熱の国ではあるが、あの蠢きは陽炎(かげろう)のそれとは異なる。


「どうしてこんなところに城壁が……?」


 じっと目を凝らしてみると、剣姫にはそれがとてつもなく長い城壁のように見えた。遠く東の果て、磁器の国(ネーネア)は国境を長い長い城壁でぐるりと囲まれていると聞く。まさかそんなところまで来てしまったのかと剣姫は首を捻る。


 城壁は剣姫が見ているうちに、どんどんその高さを増していくように思えた。

 しかし、それが高さを増しているわけではなく、猛烈な速さで剣姫に向かって近づいて来ているということに気づくまで、そうは時間がかからなかった。


「あれが、砂洪水(フラッド)……」


 この国の人間では無い剣姫には、噂でしか聞いたことのない現象。

 誰もがそれを語る時には、畏怖の表情を浮かべていたのを思い出す。

 なるほど、今ならば、その気持ちも良くわかる。

 そう思いながらも、剣姫に慌てる様子は無かった。


 あの砂の壁が砂洪水(フラッド)だと気付いた時点で、すでに詰んでいるの(チェックメイト)だ。


 もう少し魔力が残っていれば、醜く足掻(あが)いたかもしれない。しかし今、剣姫の魔力は既に枯渇し、体力も限界を迎えている。

 ならば、従容(しょうよう)砂洪水(フラッド)の到達を待つしかない。


「結局、父様の言う『運命の車輪』が回ることは無かったな」


 それは、永久凍土の国を出るときに、父が口にした星読みの予言。

 強すぎる力を恐れられ、国を追われた彼女の旅の目的にして、唯一の希望であった。


 次第に大きくなっていく地響き、間断なく揺れる大地。そして荒々しい波頭が目と鼻の先まで押し寄せてきている。

 なんという猛々(たけだけ)しさだろうか、万を超す軍馬の列が一斉に突撃してくる様子に似ている。剣姫はぼんやりとそう思った。


 ついに獣が大きな口を開けるように荒々しく、砂の波頭が剣姫を飲み込もうとするその瞬間、時間がスローモーションになったような気がした。


 なるほど『走馬灯のように』と表現されるのはこういう事なのかと意識の片隅で考える。

 それは、今までに起こった出来事を一瞬にして再生しなおしたようなそんな感覚。


 幼少の時に来ていた赤いドレス。大陸南部を旅していた頃に見たカルナバルの黄色い天幕(テント)。故郷に打ち寄せる青い流氷。祖母と採りにいった野草の緑。ミオの黒い髪。父の白いひげ。菖蒲(しょうぶ)の花の紫。


 記憶の中にある、あらゆる色がまるでモザイク模様の様に頭のなかでカチャカチャと組み変わっていく。たくさんの色が積み重なって、小さく収縮し、そして破裂するように一気に白く染まった。

 その白い風景の中に見覚えのある風景が広がり始める。

 永久凍土の国の国境近く、街道の終わり。

 それは父と最期に話をした場所の風景。


 父が真剣な表情で剣姫に語りかける。


「お前がその全てをかけても打ち破れない困難に出会うその時、運命の車輪は回る。お前を救う者に全てを与えよ。そしてその身を玉座へと導け」


 父の言葉の終わりにつれて、その風景もすぐに小さくなって泡の様に消えていく。そして視界は真っ暗になっていった。


「父さま!」


 自分の出した声が持つ現実感にびくりと身体を震わせて、剣姫は今、自分が見ている暗闇が(まぶた)の裏側であることに気付いた。


 自分がすでに意識を取り戻していることに気づいて目を見開くと、走馬灯が巡る直前と状況はなにも変わってはいなかった。


 剣姫の上に大量の砂が降り注ぎ、中天の太陽すら覆い隠す様にそびえ立つ砂の壁が、今まさに剣姫を飲み込まんとするその瞬間。



 剣姫の手首を誰かが()かんだ。

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新作始めました!舞台はサラトガから数百年後、エスカリス・ミーミルの北、フロインベール。 『落ちこぼれ衛士見習いの少年。(実は)最強最悪の暗殺者。』 も、どうぞ、よろしくお願いいたします!
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