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お兄ちゃんの心、妹知らず。1

読んでくださりありがとうございますm(__)m

僕の妹のスミレは外見は父さんにそっくりです。

目の色は母さんと同じだけど、性格は全然違います。

心配になる位引っ込み思案で、あまり話しません。

病弱だったこともあって、外ではねまわるより室内で過ごす事が多くて、肌の色は真っ白。

僕達姉兄ともあまり自分から話しません。

父さんにいたってはほとんど話すことがないのです。

母さんとお婆様は別のようですが。


これは父さんに一番の原因があります。

仕方がないというには、スミレにとって酷な話。

父さんは昔の大戦で活躍した英雄でした。

英雄といえば聞こえがいいけれど、ようは沢山人を倒してきた証でもあります。

沢山の血を浴び、屍を築いた父さんは当時、10にも満たず、わずか8つでした。

故郷を焼かれ、家族を皆殺しにされたのは5つの時。

そんな父さんにそっくりなスミレは嫌でも父さんに過去を思い出させたそうです。今が幸せであるから余計に悩んだそうで…。

疎んじたりする事などなかったが、距離感を図れず、父さんは困惑しました。

ひとつ違いの僕に対する態度の違いもスミレにとっては辛かったのだと思います。

よく泣いていました。

『あおにーばっかり!もうやだ!きらい!みんなきらい!』

ある日、父さんと僕の前で言ったスミレは子ども部屋から飛び出したのです。

その日は大雨。

スミレは別な部屋に行ったんだと思ってました。

必死に探して見つからなくて、まさかと出た屋敷の外でスミレはうずくまっていました。

家族みんなで植えた花壇の前に一人で。

それから1週間以上スミレは高熱をだし生死の境をさ迷ったのでした。

みんなの看病で一命をとりとめたスミレは変わりました。

泣かなくなって、ぼんやり考え事をしてるばかりで話さなくなった。笑わなくなった。

まだ3つの時です。

話しかけてもうつむくばかり。

改善したのはじいやのお陰。

なにがあったかは知らないけど、じいやが関わり、文字を覚えて本をよめるようになるとスミレは話しかけてもうつむかなくなり会話もするようになったのです。


僕は、スミレを喜ばせたくて、笑わせたかった。

けれど病弱ですぐ寝込んでしまうから、一緒に走り回ったりなかなかできませんでした。

だから花を持っていったり、鉢植えをプレゼントしました。

花を見ると、驚いたり笑ったりするのが嬉しかったから。

元々、植物は好きでした。

スミレのことがあって、薬草についても調べるようになり、薬師を目指そうと思うようになったのでした。


僕はスミレを、スミレのように病に苦しむ人を助けたいと、決意したのです。



アオイのターン。

シリアスターン。


次回はイメージ崩壊ターンなスミレのターンです。

半分まで作ってあるので明日までにはあげられるかな?

予定は未定(´・ω・`)

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