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5、20190304
病床にてこちらにピースサインを向ける祖母。ベージュのカーテンが隙間風に揺れているのがわかる。2月末に膵臓がんがみつかり、幸運にも祖母が異変に気付いたのが早く、ステージ2での治療になったらしい。手術の前日に撮ったもので、まだ元気だったころの面影が十分感じられるものであった。この時の記憶は今でも比較的明瞭に残っていて、この写真を撮っているその瞬間も涙目で、お見舞いを終えて病室を出るときは声を上げて泣いた記憶がある。祖母が死ぬ4月までは、インスタントカメラにも祖母の写真が数枚おさめられている。