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丸々イチゴ、たらふく


 ぽんちゃんは、最近、頭が動きません。春眠あかつき覚えずで、ずっと寝ていたいようです。


 ある日、お店で買い物していると、「まるまるいちご」という、生のお菓子を見つけました。生クリームといちごをスポンジケーキで包んでいて、とても美味しそう。


 あれ、値段は、、

 400円!?


 と、とても手が出ません。半分のサイズの新商品もありましたが、200円以上、、、


 えーと、6個買ったら、、、2400円ナリ。


 即倒します。

 普通にケーキが買えてしまいそうです。


 みんな、どう思ってるんだろう。

 もう、気軽に簡単なケーキも食べられない、、、

 



 そうだ自分でつくってみよう!


 果物コーナーへバックします。


 いちごは昔ながらの小さくて甘酸っぱいもので。立派なものに比べて安いしね。よしよし500円もしないね、この色のいいやつ、いただき。


 ホイップクリームは植物性のあっさりしたのがいい。今は豆乳ホイップなんてものも発明されていて、牛乳アレルギーの子も大喜び。かすかに豆乳の風味があって普通のやつより美味しいかも。


 スポンジケーキの変わりに、ホットケーキを蒸すように焼けば、ふかふかもふもふでばっちりだ。(ちなみに、卵を無しにも出来るので、牛乳と卵を使わない洋菓子にもなるよ)


 いそいそいそいそ。


 足早におうちへ帰ります。急に頭が動き出しました。どこからその力が来たのかな?


 作り方はかんたん。

 普通の作り方で生地を作る。それに水を適当に加えて、少し薄めの生地を作る。

さーっとフライパンに流し込める感じ。


 弱火でフライパンを温めたら、油を薄くぬって、生地を流し込む。蓋はまだしないよ。最後まで弱火のまま。


 表面がふつふつとして、周りが少し乾いてくる。

ちょっと早すぎない?と思うところで、何とか裏返しにする。まだ生地がベチャっとしていて、ほとんど固まってないから、気合い一閃でひっくり返す!

その一瞬、時間を止めるのだ!、、、なんて、もう一枚フライパンを用意して被せてエイやの方が簡単ですよ。


 なんとか裏返しにできたら、蓋をして蒸し焼きにする。弱火で7分くらいかな。フライパンの大きさや生地の柔らかさによる。


 これはカンの世界。水分が多いから、蓋に結露した水滴が落ちて、中でシュワーという音がする。その水蒸気がさらに生地を蒸していく。弱火で焼くのではなく、弱火で水分を蒸発させ、水蒸気で生地に熱を加えていくイメージ。


 材料の声を聞くのじゃ。



 もういいかな、、と思ったら蓋を開けてみよう。

ぶわっと蒸気の塊が上がり、ふっくらした蒸しケーキの完成!


 お皿にとって、冷ましておく。その間にホイップクリームといちごを準備しよう。


 冷めたケーキを二つに折りたたんで、中にホイップといちごを挟んでできあがり。



 ふふふ、大きいのができたできた。おやつの時間に、みんなで食べよう!

 食べる時に、チョコレートシロップで飾り付けもしよう。アーモンドスライスも振りかけてさ。ポッキーを2、3本添えたりして。


 ぽんちゃんは、にんまりしながら冷蔵庫にそっとしまいます。みんなびっくりするだろうな。ふふふー。早く帰ってこないかな。



 ここのところ、寒い日と暖かい日が繰り返してます。梅も見頃を迎え、椿の花も咲きはじめました。


 暖かい日にみんなで梅林に行こうかな。この時期の、おにぎりとお煮しめのお弁当は格別だ。

 青い空、梅の淡い花の色、白い富士を背景にして。



 ぽんちゃんの心の中は、もうすっかり春です。




おしまい



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