あつあつ藤色のお赤飯
あっという間に一月が過ぎ、二月に入りました。
一月は正月明けると、半月しかない感じだし、二月は短い。気がついたら三月になってしまう。
ぽんちゃん達は何をしてたかな。正月が終わり松の内過ぎると、冬眠したくなるくらい、行動が鈍い。天気はぼんやり、雪の降りそうな淡いグレーの空だし。花はまだ咲かないし。おとなしく、春のおとずれを待っていました。カピちゃんは、お風呂からなかなか出てきません。シマちゃんは寒いのが苦手で部屋から出てこない。
二月になると、新春といった感じでツバキや梅の花がほころび始めました。ふと花の香りに足を止めると、鮮やかな黄色いロウバイが咲いています。梅の木もちらほらと一分咲き。枇杷や山茶花は匂いがまだするけど、盛りを過ぎて色褪せてきています。山の上の方は、林床に雪が白く積もっているのが見えます。
冬の雨上がりの、少し湿った外の冷たい空気を鼻からいっぱい吸い込んで、ぽんちゃんは胸をいっぱいにふくらませます。鼻の奥の熱い場所が心地よくしびれて、命が漲ってきます。春の湖畔の冷たい湿った空気が大好きなぽんちゃんにとって、こんな日はとても貴重な日です。なんだか気持ちが清々しく、希望が湧いてきます。
今日は旧暦のお正月。なんだか、めでたい気分になっちゃって、美味しいお赤飯が食べたくなりました。
ちょうど北海道の友達から、小豆が届いていました。あまり見かけない、鮮やかな淡い紫色の煮汁がとれる品種です。これを使ってお赤飯を作ろう!
材料を準備します。
- [ ] お米 2合
- [ ] もち米 1合
- [ ] 小豆 コップ半分
- [ ] 黒ごま
- [ ] 塩
最初に小豆を水700ml程度の水で火にかけて煮ていきます。沸騰したら、弱火から中火にして、20分ほど。澄んだ紫色の煮汁になっていきます。
煮えたら火を止めて冷まします。次に、ご飯を研いで、ザルに上げて15分ほど置きます。
あとは、お釜にお米を戻して、煮汁を3合目までいれます。足らなかったら水を足して、いつも通り、炊飯器で炊くだけ。炊けたら煮えた小豆を加えて、さっと混ぜます。
さあみんな食べよう。
気乗りしない感じで、みんなが食卓に集まってきます。
「ラーメン食べたい」
「お赤飯?なんかめでたいことあったっけ?」
「どしたの、ぽんちゃん?」
ぽんちゃんはもくもくとお椀によそります。
鮮やかな藤の花のような淡い紫。
炊き立てで、ほくほくしたお米と、もち米の組み合わせ。
黒ゴマと塩をふりかけて。
みんな、ノドをごくり。
いただきまーす!
はむはむ、もぐもぐ。
おいしい!!
みんな、大喜び。
お赤飯ってこんなにもおいしい。
口いっぱい頬張って。甘味が口の中にひろがる。
色鮮やかな藤色が明るくて、気が晴れ晴れします。
みんなぱっと表情が明るくなってきました。ぽんちゃんは、ふふふーっと得意げです。
お赤飯なんて、古くさい。冷めて固くておいしくない、、、なんて思いこんでる子たちは可哀想。本当においしいものはたくさんある。
あつあつ炊き立てのお赤飯。
おいしかった、ごちそうさま!
また、みんなで食べようね。
おしまい




