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サンキュ  作者: 廣風直
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第48話

第四十八話:私の記憶 四十二


 いよいよ失業手当のもらえる日数が少なくなって来た。私は職探しを本気で始める気持ちになってきた。そこで考えたのは教員とは全く違う職種の仕事を選ぼうということであった。異業種へのチャレンジである。そして工場で働くことを決めた。面接は今流行りのリモートで行われた。志望動機は黙々と作業をして、その作業を終えた時の達成感を味わうのが好きだから。あなたが好きだから〜。チャンドンゴンである。懐かしい。

 そして、すぐに採用が決まり、あれよと言わんばかりにスケジュールが組まれていった。来週の月曜日から研修を行うとのことだった。ちょっとした運動をするので動きやすい服装で来てくださいと言われた。言われた通りの場所に着くと、担当の方が初めましてのご挨拶をしてくれた。私もよろしくお願いしますと挨拶をした。感じの良い方だった。そこから五分とかからない場所へ移動した。移動したのはみんなの憩いの場所であった。そこへラジカセを持ってやって来たのが規律訓練の担当者の大森さんであった。私の他に二名いて、その方々はもう既に大森さんと会っているらしく、親しげに話していた。私は初見だったので挨拶を交わした。「それでは、時間になったので始めます。まずはラジオ体操第一!!」ラジカセの出番であった。流れてくる音楽と掛け声に合わせてラジオ体操が始まった。不思議なもので、久しぶりにするラジオ体操であったが、意外と身体が覚えているものである。その後にスクワット、腕立て伏せ、腹筋、四百メートル走と続いて行われた。きつかったのは四百メートルを走ることであった。休んでいた期間に、運動などをしていなかった私は、次の日のことを考えると恐ろしかった。間違いなく筋肉痛に襲われるであろうと考えたからである。

 その後は場所を再び移動して、座学でお勉強をしたのである。内容は工場で働く為の心構えといったところであろうか。私はこの日を含めて三日間、研修を受けたのである。研修の最終日には修了証書までいただいた。さて、準備は整った。次の週から派遣先へ就業することが決まった。

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