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第45話
第四十五話:私の記憶 三十九
学級通信は年間通して六十号ぐらいだったかと記憶している。港町高校で学級通信を出す先生は非常に少ない。私にとっては生徒と、そして親ともコミュニケーションが取れる大事なツールだと思うのであるが、とにかく楽をしようとするのがこの高校の風潮なのかもしれない。港町高校一年目の反省をもとにして、少なくとも週一回は学級通信をつくるという漠然とした目標をたてた。これが良かったのかもしれない。一年間無理をせずに過ごせたのだ。
しかし、この年にはみんながみんな、新型コロナウイルスのため、マスクをする事が義務付けられていたため、なかなか顔と名前を一致させることが出来なかった。なんとかクラスの生徒だけは覚えることができたぐらいである。教科担任をしていたクラスの生徒の顔と名前を一致させることはできなかった。私としては非常に悔しいのであるが、港町高校ではそれが当たり前のようであった。いちいち生徒の顔と名前なんて覚えようとなんてしない。それが当たり前のようであった。
教員復帰一年目はなんとかかんとか、アンドレカンドレは井上陽水。乗り切ることができた。ありがとう、満先生。




