ジュークがんばる
徐行運転中です。見切り発車とも言います。
俺はこのダンジョンの主のアンク。
昨日、冒険者ギルドでジュークが話していたとおり、早速俺のダンジョンに挑戦してきた。
最初は困惑していたが、危なげなく第2階層をクリア。どうやら昨日の王国騎士団は
やはり弱かったらしい。少し安心した。やはり、知り合いが俺のダンジョンを
攻略するのは他人とは違った味わいがある。
ジューク達は第3階層のボスの前で戦いの準備を行っている。
どれ!お手並み拝見といこう!
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「マルレ!ゴブリンが騎乗しているウルフの属性はなんだ(一応分かるが皆の意思統一の
為に聞いておこう)」
「ウィンドウルフです。(自分で言えばいいと思うけど、他の人との掛け合いの方が
皆が話に耳を傾けてくれるから、話に乗るか)風魔法の自己強化で速さは俺達より速いです。
後、風圧(小)を常時展開している為、軽いノックバック効果があります。」
「分かった。2人一組になって、一人が防御した隙にもう一人がウィンドウルフに
攻撃だ。ノックバックがあるからお前等踏ん張れよ!」
「「 おう!! 」」
「「 あい!! 」」
「 合点!! 」
「突っ込むぞ!」
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「ジューク!予想以上に速い?!」
「落ち着け!俺らが十分反応出来る速さだ!追おうとするな、待ってりゃアッチから
来てくれるんだ!迎え撃て!ちゃんと踏ん張っとけよ!!」
「そうだな!!」
「キクアの組を挟むようにしろ!回復がやられちゃ話しにならん?!」
「オケ!!」
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ん?ゴブリンライダーの目が光りだしたぞ?
「ジューク!そろそろゴブリンライダーの体力が半分位だと思う!」
「おう!このまま作戦を維持、、、?!だ??!」
「明かりが消えて暗闇になった?!やばいマジックライトっっ!!!急げ!!!?!」
ポワ!!
「クソ?!味な真似をしてくれる!?こんな単純な罠に引っ掛かるとは?!
皆無事かっ??」
「「 ああ!! 」」
「「 大丈夫! 」」
「 オッケ! 」
「よし!削り切ろう!魔法は当たらないから温存しとけ!」
キィィン!!
ザシュ!!
「よしカウンターがクリティカルヒットしたか!」
今度はウィンドウルフの目が光りだしたか?また罠か!?
「ジューク!やっこさん本気になるぞ!恐らくスピードが上がる!!」
「キクア!回復厚めにしとけ!!」
「アインス!一応確認だ!ゴブリンライダーのムーブスロウがそろそろ切れる頃だ、
重ねがけしとけ!」
「分かった。」
「落ち着いて対処したらいいはずだが、一応マージン(余裕)を残しながら動け!!」
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ザシュウ!!
「やったか?!」
第3階層クリア条件達成を確認しました
第3階層クリア報酬:経験値5000
5000デラ
ウィンドウルフの呼子(騎乗用アイテム)
「おいアルク!?言っただろ、レアアイテムだ!」
「まじでジュークの言ったとおりレアアイテムだ、、。」
「まさか俺らがレアアイテムにお目にかかれるとは、、、。」
「経験値とデラもそこそこ美味えぞ。」
「レツニゥア、カケは俺の勝ちだな!」
「あたいたち、夢じゃ無いよね?」
「ああ!」
「よし!取り敢えず街に戻って乾杯しながら作戦会議だ!」
「「「「「 おっし!! 」」」」」