ダンジョン人狼 〜 第3階層 〜 小悪魔ソフィア
やっと第4階層が見えてきました。
ダンジョン人狼 〜 第3階層 〜
ブーーーーーン
シュワワワワワワワン
俺は階層転送の合間にさっきの事を考えていた。
クラーレス視点
ソフィアという娘は非常に頭が回る。
IQが高いとかではなくもっと老獪な、
ソフィア自身がこう動けば
、相手は自然とこう動いてくれるということを
念頭に置いて動く娘だ。
例えば、相手にいい格好をさせて持ち上げたら、
勝手に矢面に立ってくれることがある。
その矢面に立っている人の影で、上手く立ち回る
のが、ソフィアという娘を表していると
思う。
なら、さっきの状況はどうだろうか?
間違いなくマリアンヌが矢面に立っていた。
マリアンヌが皆の注目を浴びているのを、
利用したのは誰か?
一番その立場に近いのは俺か、ソフィアだろう。
もちろん、俺は狼では無い。
しかし、ソフィアはどうだろうか………?
「ソフィアが怪しい!」
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ブーーーーーン
シュワワワワワワワン
グロール視点
階層転移のじかんだ。
その間に、今まで起こったことを考える。
第一階層で抱いた不信についてだ。
マリアンヌが疑われる中、クラーレスまで狼だったら
どうしようという不安がよぎった。
俺はその時、不安を打ち消すように否定したが、
無くもないんではなかろうかと、思えてきた。
誰かが言っていた。
「ていうか、○○がやけに饒舌なのが気になる?
狼になった人って、話すテンポがやけに速くなるん
だよね。」、
と。
これは、そっくりそのままクラーレスに当てはまるんじゃ
ないか?
今までで一番喋っているのはクラーレスだ。
もしだ。もし、マリアンヌとクラーレスが狼で
マリアンヌを犠牲にしてクラーレスは狼の疑惑から
逃げる。
つまり、クラーレスはマリアンヌを囮にして?!?!
「そうか?!そうだったのか!クラーレス!?
なんて事を?!
くそう!!仇はとってやるからな!!マリアンヌ!!」
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ブーーーーーン
シュワワワワワワワン
第3階層
俺ことグロールは転送されるやいなや、クラーレスを
探しに走った。
少し走るとクラーレスが俺の方に走って来ていた。
俺はクラーレスに言ってやった。
「クラーレス!!お前が狼だったんだな!?」
「は?え?なに?!」
「とぼけても無駄だ!お前がマリアンヌを盾にして
自分は狼では無いアピールをしていたのは
お見通しだ!」
「ちょちょちょちょーーっと待て!どうしてそうなる!」
「いや、分かっている。お前がいつもより饒舌なのも
。誰かが言っていたじゃないか?狼はいつにも
ましてよく喋ると?」
「いや、違うから?!ソフィアだから!怪しいのは
ソフィア!!」
「何をいっている!!あのソフィアにそんなことが
できるわけ無いだろ!」
「騙されてるって?!(あかん、ソフィアの表面しか
見てないか、グロールは。裏の顔は誰もあまり
知らなきからな。くそ!何をいっても
無駄っぽい?!)」
「謎は解けた!さあ、観念するんだ。俺は仇をうつ!!
マリアンヌの名にかけて!!」
「まてまてまて、色々混ざってるから!!
何勝手に盛り上がってやがるんだ!!!!」
「うおおおぉぉぁ!!!砕け散れクラーレス!!!
『断罪』!!!!!」
ザシュ!!!
「ぐ、あ、そんな、、、。」
「仇はとったぞマリアンヌ…。」
ダンジョンメッセージより
スキル断罪を確認しました
これより第4階層に移ります
ブーーーーーン
シュワワワワワワワン
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とある死人達の部屋
コンコン
「どうぞーーー!」
「失礼しまーす。」
「やっほー!いらっしゃい、クラーレス。」
「やあ、みんな久方ぶり。」
「見てたよー、グロールの盛大な勘違い!」
「ありゃあかんわ、何を言っても聞きゃしない。
で、マリアンヌが狼として残りの狼は誰なの?
マリアンヌ?」
「クラーレスの読み通りソフィアよ。
あの娘こうゆうことやらせたら本当上手い
わよね。」
「やっぱりそうか…はぁ、どっと疲れたよ。」
「まあ、こっちはこっちで死人部屋だけど、
面白かったわよ?
ぶっちゃけ、死人部屋で狼達の様子見る方が
私は面白いし!」
「言えてるよ…。」
「でも、ゼラムもゾラも最難だったな?」
「ああ、ゲームだから割り切ってるけど、
あの終わり方は消化不良もいいとこだな…。」
「本当マリアンヌにやられたのか、グロールが
ポンコツなのか…。」
「まあまあ、そう言いながら、さっきまでここの
死人部屋で楽しそうにしてたじゃない?」
「まあ、俺等も死人部屋は楽しいからな?」
「死んでからが本番な?」
「はは、まあ、それはそれとして、グロールが盛大に
勘違いして、感情移入の最大値が振り切れまくって
るから、この先どうなるんだろうな?」
「どうなるんだろうねー?」
「「 本当になあ? 」」




