ダンジョン人狼 〜 第2階層 〜 ミスリード
試運転中。
ダンジョン人狼 〜 第2階層 〜
シュワワワワワワワン
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マリアンヌ(狼)視点
第一階層でクラーレスやゾラに限りなく黒(狼)認定
されたから、この階層で多分処刑にされるわね。
バレてもいいから、人側の数減らしで、カプりと
いっとこうかしら。
それにしてもグロールにはやり過ぎちゃったから
ちゃんとフォローしとかないとね。
本当可愛いわねグロールったら。
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と、マリアンヌは思っているはず。
ソフィア(狼)視点
確実な方法として人側の数減らしの為、バレるの覚悟で
襲うはず。
でも、それじゃ面白くないよね。
せっかくの人狼なんだから、ミスリードを
誘わなくっちゃ!
まず、私がマリアンヌの前でゾラを襲って、マリアンヌ
に罪をなすりつける。
マリアンヌはさっきの第一階層で殆ど黒認定されてるから
誰も聞く耳を持たずに処刑される。
それを、隠れ蓑に私は狼の疑いという
皆の意識から外れる。
さっきのいざこざと、まさか、狼が狼を告発
しないだろうという、二重トラップ。
すこし、リスクは背負うけど、展開的にはありでしょう。
さあ、人チームのブレイン、クラーレス君!
君は、このソフィアのトリックが見破れるかな?
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グロール視点
俺は胃に穴が空きそうな気持ちで第二階層へ転送
された。
もう、なるようになれって事で、今度は右回りに
部屋を移動していく。
そしたら、向こうからラケットとヘンセルの二人組
と出くわした。
「グロールか。よかった。」
「なあ、ラケットにヘンセル?このゲームって
こんなに殺伐としてるのか?」
「いや、グロール。いつもはこんなことは
ないんだけど、リーダーが初心者のグロール
だから、イニシアチブを握ろうとして、皆
熱くなってるんだよ。」
「そ、そうか…。」
その時、ゾラの大絶叫が俺達の鼓膜を震わせた。
「?!あっちだ!」
「ああ…。」
俺は声のした方へ重い足取りを向けた…。
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俺が部屋に着くと、ゾラがうつ伏せに横たわり、
生き残った皆が集まっていた。
すると、クラーレスが
「なあ、ソフィア?マリアンヌがゾラを襲った
のは本当かい?」
「う、うん。マリアンヌとゾラと私が
この部屋に集まった瞬間に、マリアンヌがゾラを…。」
「マリアンヌ?もう言い逃れはできないよ?」
「ええ、そんなつもりはないわよ?クラーレス。
わたしが、ゾラを襲ったわ。」
クラーレスが問う。
「マリアンヌ?言い残すことはあるかい?」
俺は驚いて問いかけた。
「マリアンヌ?!さっきの第一階層も?!」
「ええ、私がゼラムを襲ったの。
さっきはごめんねグロール。ちょっとヒートアップ
しちゃった。」
「おいおい、勘弁してくれよ。まじで胃に穴が
空くかと思ったぞ?!」
「本当にごめんなさいグロール。
お詫びに今週末は二人で一緒に買い出しに
行きましょ?ね?ね?」
「あ、ああ。
じゃあ、また後でなマリアンヌ…。」
「ええ、グロール…。」
俺はリーダー特権の「断罪」をマリアンヌに
執行した。
ダンジョンメッセージより
断罪が発動したのでこれより第3階層へ移転します
ブーーーーーン
シュワワワワワワワン
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クラーレス視点
しかし、マリアンヌのやつ、やけにアッサリと
狼だと認めたな。
ゾラを襲った動機は分からないでもないが、
第一階層と第二階層の態度のギャップが
あまりにも不自然だ。
疑われてたから、素直に認めたっていう見方が
できるが、それに比べてもあの態度は素直すぎたな。
愚痴の一つでもあるかと思ったんだが…。
「次の階層は荒れそうだな。」




