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ダンジョン人狼 〜 第2階層 〜 ミスリード

試運転中。


ダンジョン人狼 〜 第2階層 〜


シュワワワワワワワン


________________


マリアンヌ(狼)視点

 

 第一階層でクラーレスやゾラに限りなく黒(狼)認定

 されたから、この階層で多分処刑にされるわね。

 バレてもいいから、人側の数減らしで、カプりと

 いっとこうかしら。


 それにしてもグロールにはやり過ぎちゃったから

 ちゃんとフォローしとかないとね。


 本当可愛いわねグロールったら。


________________


と、マリアンヌは思っているはず。


 ソフィア(狼)視点


確実な方法として人側の数減らしの為、バレるの覚悟で

襲うはず。

でも、それじゃ面白くないよね。

せっかくの人狼なんだから、ミスリードを

誘わなくっちゃ!


まず、私がマリアンヌの前でゾラを襲って、マリアンヌ

に罪をなすりつける。


マリアンヌはさっきの第一階層で殆ど黒認定されてるから

誰も聞く耳を持たずに処刑される。


それを、隠れ蓑に私は狼の疑いという

皆の意識から外れる。


さっきのいざこざと、まさか、狼が狼を告発

しないだろうという、二重トラップ。


すこし、リスクは背負うけど、展開的にはありでしょう。


さあ、人チームのブレイン、クラーレス君!

君は、このソフィアのトリックが見破れるかな?


______________


グロール視点


 俺は胃に穴が空きそうな気持ちで第二階層へ転送

 された。

 もう、なるようになれって事で、今度は右回りに

 部屋を移動していく。


 そしたら、向こうからラケットとヘンセルの二人組

 と出くわした。

 

 「グロールか。よかった。」

 「なあ、ラケットにヘンセル?このゲームって

  こんなに殺伐としてるのか?」

 「いや、グロール。いつもはこんなことは

  ないんだけど、リーダーが初心者のグロール

  だから、イニシアチブを握ろうとして、皆

  熱くなってるんだよ。」

 「そ、そうか…。」


 その時、ゾラの大絶叫が俺達の鼓膜を震わせた。


 「?!あっちだ!」

 「ああ…。」


 俺は声のした方へ重い足取りを向けた…。


_______________


 俺が部屋に着くと、ゾラがうつ伏せに横たわり、

 生き残った皆が集まっていた。



 すると、クラーレスが


 「なあ、ソフィア?マリアンヌがゾラを襲った

  のは本当かい?」

 「う、うん。マリアンヌとゾラとソフィア

  この部屋に集まった瞬間に、マリアンヌがゾラを…。」


 「マリアンヌ?もう言い逃れはできないよ?」

 「ええ、そんなつもりはないわよ?クラーレス。

  わたしが、ゾラを襲ったわ。」


 クラーレスが問う。


 「マリアンヌ?言い残すことはあるかい?」


 俺は驚いて問いかけた。


 「マリアンヌ?!さっきの第一階層も?!」


 「ええ、私がゼラムを襲ったの。

  さっきはごめんねグロール。ちょっとヒートアップ

  しちゃった。」


 「おいおい、勘弁してくれよ。まじで胃に穴が

  空くかと思ったぞ?!」


 「本当にごめんなさいグロール。

  お詫びに今週末は二人で一緒に買い出しに

  行きましょ?ね?ね?」


 「あ、ああ。

  じゃあ、また後でなマリアンヌ…。」


 「ええ、グロール…。」


 俺はリーダー特権の「断罪」をマリアンヌに

 執行した。


ダンジョンメッセージより


  断罪が発動したのでこれより第3階層へ移転します


ブーーーーーン

シュワワワワワワワン


_____________


クラーレス視点


 しかし、マリアンヌのやつ、やけにアッサリと

 狼だと認めたな。

 ゾラを襲った動機は分からないでもないが、

 第一階層と第二階層の態度のギャップが

 あまりにも不自然だ。

 疑われてたから、素直に認めたっていう見方が

 できるが、それに比べてもあの態度は素直すぎたな。


 愚痴の一つでもあるかと思ったんだが…。


 「次の階層は荒れそうだな。」



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