オルレアンの間 サン・ルー ミスクリア
完全なる見切り発車です。
ブーーーーーン
シュワワワワワーーーン
「街か?」
「街は、街だが、やけに暗い街だな。夜っていうのは
抜きにして。」
「うえ、私ここやだ。」
「私も、、、。」
街の人の目が死んでいる。
無気力に感じる。
「何か、向こうの方がやけに騒がしいな。」
「祭りか?」
「行ってみよう。」
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騒ぎのする方へ行くと、そこには興奮した民衆の中に
白い甲冑を着込んで、純白の旗を持った女性がいた。
その女性は、僅かな兵を率いて、民衆をかき分けるように
進んでいた。
「あれ、あの白い甲冑の女性って、この前の村で会った
女の子の面影がない?ちょっと話し掛けてみる!」
「ま、まて?!クペラ!」
「おいおい、ホントに行っちゃったよ、、。」
クペラは人混みに揉まれながらも、白い甲冑の女性の
ところへ辿り着き、話しかけた。
「あの?!」
「あ?!あなたはずっと前に村を救って下さった?!」
「え?!覚えてるの!!」
「当たり前です!村の襲撃で毎回村の人が
死んでいたので、村の者は大喜びでしたし、
あれからは、軍があまり襲撃して
来なくなりましたから!」
「あはは、えと、あなたは何しにここへ?」
「わたしはここへ、戦いにきました!」
「へ?大丈夫?武器とか持って無いみたいだけど?」
「直接戦えずとも、私にはこの旗があります。
皆を鼓舞し支えることが出来ます。」
「(この旗、準伝説武具以上な気がする、、、。)
そう、くれぐれも気を付けてね、、、。」
「はい!ですが皆が戦っている以上、私も矢面に
立つつもりです!」
「そこまでしなくても、、、。」
「いえ、私はその為に来たのです。」
「そう…気を付けてね、、、。」
「ありがとうございます。では、これで。
貴方も気をつけて下さい。」
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白い甲冑の女性と一通り話したクペラが、
俺達のもとへ帰ってきた。
「ふう、やっぱり村で話し掛けた少女だったみたい。」
「本当か?ならば、ここはあれから数年後の世界って
ことか。」
「ねえ?どうする?」
「何か、話した感じだと、これから戦いになるみたい?」
「あまり巻き込まれたくないな、、、。」
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一時間位、街の様子見でブラブラ歩いていただろうか?
「敵だーーー!夜襲を仕掛けてきたぞ!!!?」
俺達の不安とは他所に、戦いが向こうの方から
襲ってきた。
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『隊長!やつらに気付いていないようです。』
『そうか。もしも、この距離から気付かれたところで、
相手は何も出来ないだろう。
このまま攻めるぞ。』
『は!』
『それと、先刻、街に先頭に白い甲冑を着た女のいる
一団が入ったらしいです。』
『例の女か。』
『おそらく。』
『丁度いい、純白だか純血だかしらんが、
俺ら色に染めてやれ。』
『隊長?捕虜にしなくてもいいのですか?』
『調子に乗った新参者を教育してやるだけだ。
民衆の前で、純血を奪って泣き叫ぶところを
見してやれ。』
『はい、、、。』
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『隊長?!予想以上に敵の数が多いです!』
『何故だ?!完全に死兵のようになっていた奴らが
何故こんなに士気が高い?!あの女の影響か?!』
『隊長もう駄目です?!』
『てっ、撤退だ!撤退!』
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「夜襲だーー!ブルゴーニュ門にあつまれ!!」
突然の混乱。俺達は、判断を迫られる。
「おい、ミーザスどうする?」
「クペラはどう思う?」
「行くでしょ!!」
「聞いた俺が馬鹿だったな。」
「馬鹿言うな!!行くよ!ランも置いてくよ!
おいで!!」
「あ?!待って!クペラ!」
「おいおい、クペラに続いてランまで、、。」
「トヤッツァにクヘライネン、サポートを頼む、、。」
「ああ、しょうがない。追うぞ!」
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俺達が、ブルゴーニュ門に着くと、白い甲冑の彼女が
大声を出していた。
「すぐに追撃だ!」
「危険です!ここは体制を立て直して!」
「何を馬鹿な!野蛮な徒に正義の鉄槌を!
行くぞ!皆のもの!!」
その時、彼女の白い旗から、オーラが迸り彼女の周りの
兵から民衆まで全部を包んでいった。
まるで、全てを鼓舞するかのように。
「目指すはサン・ルー砦!!」
「「「「 おお!!!!!! 」」」」
「まて!勝手な行動は許さん!待て!待つんだ!」
中年の男の静止を振り切って、彼女ひいては、
純白の旗のオーラを浴びた者達は追撃戦の為
街の門を出ていった。
「追いかけよう!」
「クペラ?!」
「はあ、こうなったらクペラは止まらないから、
私達もおいかけよ?」
俺達はなし崩し的に、彼女達を追いかけることになった。
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白い甲冑の女性、もとい彼女がサン・ルー砦に
着くと、そこには砦の前に大勢の兵や民衆のが
「やったるぜー!!」とばかりに、みなぎっていた。
彼女が着くやいなや、みなぎっていた兵や民衆は
異常な熱気で包まれ、
そして、彼女はそのままその真ん中をつっきり、
砦に突撃。
飛んできた屋に射抜かれて、絶命した。
「「「「「「「「「「 え??? 」」」」」」」」」」
「あ、アホだ。」
俺達が絶句する中、ダンジョンメッセージが聞いてきた。
ダンジョンメッセージより
オルレアンの間 1.サン・ルー ミスクリア
起点ポイントからやり直しますか?
YES or NO ?




