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モンスターの困りごと

絶賛、試運転中。


モンスターの乱獲。

アスタシア王国、ニドベド連合国、ザスカ帝国。

これら3国の戦力が今回のダンジョンイベントで

大幅(馬鹿みたい)に増強されたため、それまで

モンスターに脅かされていた、人種、亜人種による

モンスターの乱獲が起こった。狩るもの、狩られる

ものの立場が逆転したのである。


事態はこれだけにはとどまらない。

この世界の情勢は2つの文化圏に分かれている。

西に人種、亜人種が。

東に魔人種が。

その2つの文化圏を分断するように、中央を

モンスターの生息域がある。通称モンスターベルト。


モンスターの主な生息域が西と東を分断しており、

基本、人種、亜人種、魔人種よりもモンスターの

方が強く数も多い為、世界の均衡が保たれている。

なお、ゴブリンなどはモンスターに区分され、

ドラゴンなどは神種といった、また違ったものに

分けられる。


人種、亜人種の文化圏、主にアスタシア王国と

ニドベド連合国、ザスカ帝国の3国が今回のダンジョン

イベント報酬で極端に国力が増強され、

中央のモンスターの生息域を徐々に徐々に

侵略していっているのだ。

このままでは数年で東の魔人種圏まで勢力を伸ばす

だろう。


しかし、自国領でしか武具やスキルの効果が

発揮出来ないようにわざわざデチューン

(性能を抑える)したのに

何故、自国領の外のモンスターの生息域が

脅かされているんだろう?


「困ったときのダンジョンメッセージさ〜ん?」

「はい、魔王さま。」

「何か、モンスターの乱獲がひどくなってるん

 だけど、なんでかな?」

「はい、それには各国の今まで失っていた

 潜在的な国力を知るのがいいかと、考えます。」

「潜在的な国力?」

「まず、今回のダンジョンイベントの報酬で防衛の

 面で大幅な戦力強化がなされました。

 これにより国家間だけでなく、モンスターによる

 被害も激減しました。そして、

 以前はモンスターに

 よって失っていただろう物資、人材が増えました。

 これが、今まで失っていたいた潜在的な国力に

 当たります。

 一方、モンスターの撃退数が大幅に増え、

 モンスターはその数を徐々に減らしていって

 います。」

「後は、容易に想像がつくか、、、。」

「はい。」

「そして、人種、亜人種圏でも、アスタシア王国、

 ニドベド連合国、ザスカ帝国の3国が突出して

 きて、やがて、他国を飲み込んでいくか、、。」

「そのようになるかと。」


俺は仮にも魔王、、、。


俺:ゴメン、俺のせいで人種、亜人種が攻めてきちゃった。

魔人種:何でこういう事したの?

俺:何か面白そうだったから勢いで、、。


とかなったら、ブチギレられそう、、、、、。


あかんな。これは。何とかせねば。


_____________


まずは、人種、亜人種と魔人種の間で戦争を回避する

為の目標を設定しよう。

まず魔人種圏でのダンジョンイベントの開催で

魔人種の国の国力を増強して、次にモンスター圏の

確保。これだ。


で、モンスター圏の確保の前に魔人種が強化

されちゃったら、あっという間にモンスター

が絶滅するかなと思う。あと、魔人種圏について

俺が疎い。魔人種の国家間のパワーバランスとか。


そこで、簡単な方法。人種、亜人種のモンスターの

生息域への侵攻をくい止めるため、モンスターの

生息域をさらに二分するように、モンスターの生息域

の中央に、スキルを使ってダンジョンを生成して

分断することにした。


ダンジョンイベントで経験値を稼いだこともあり、

俺の現在のLVは99に達している。

どデカいダンジョンを生成するのも、余りある魔力

で余裕で出来てしまう。

ダンジョンメッセージさんも太鼓判をおしてくれた!!


そこで困るのがダンジョンのコンセプト。

アスタシア王国、ニドベド連合国、ザスカ帝国の

ダンジョンは迷宮探索といったところか。


モンスターの生息域、モンスターベルトに作る

ダンジョンのコンセプトは、うーん、陣形戦に

しようかな!


_____________


コンセプトは決まった。

最初は1パーティーで、ゆくゆくはレイドパーティー

位にしてみようかなあ、、、。

で、陣形戦だが。どうしよう、、まず、フィールドは

真っ平らの平原をイメージした50メートル四方で

陣形を取りやすいフィールドを用意しよう。


最初はダンジョンの突入最大人数を6名の1パーティー

にして、対する配置モンスターも6体用意だな。


そして、ここからが陣形戦の本番。

各種ボーナスだ。

側面攻撃ボーナス。背面攻撃ボーナス。

この2つを設定。


側面攻撃ボーナス:100%クリティカル発生

背面攻撃ボーナス:防御力無視攻撃


を設定しよう。


次にモンスターの陣形だ。

平原だから、基本的な横陣と縦陣を組み合わせた、

斜線陣を組んでいこう。


まず中央に、相手の突破を止める、防御力に優れた

モンスター(ゴーレムなど)を。

両端には機動力のある、

モンスター(狼、属性狼など)。

で、斜線陣にしたいから、右の端っこに縦陣を

取り入れる。これで、相手とぶつかったら、

自然と、横一直線の横陣が右肩上がりの

斜め一直線、斜線陣になるだろう。

なので、横に5列、縦に1列で1番右だけ縦に

2列になる。

具体的な配置は、左から、属性狼1、

ゴーレム1、ゴーレム2、ゴーレム3、

属性狼2、属性狼2の後ろに属性狼3という風になる。


  相手パーティー

  ○ ○ ○ ○ ○ ○


               狼

         ゴ     狼

       ゴ

     ゴ



こんな感じだ。

作戦の流れとしては、正面をゴーレムが受け持ち

両端の狼が相手の側面に回り込む。

で、右端の狼2匹で一気に相手の後ろへ突破して、

背面攻撃を仕掛ける。

さらには相手パーティーの後衛を叩く。

といった流れだ。

正面のゴーレムが相手パーティーの攻撃に晒されるが

ゴーレムは持久力に優れる。適任だろう。


これで、側面攻撃ボーナスを狙いながら、

本命の背面攻撃ボーナスで一気にやっつけると

いった寸法だ。


「ダンジョンメッセージさ〜ん、こんなんで

 どうかな?いけるかな?」

「魔王さま、国直属の騎士団にはキツイですが

 、冒険者組合所属の冒険者には、十分かと

 考えます。」

「やっぱ、騎士団にはキツイかー。でも冒険者の

 方が多いしこれでもいいか。」

「モンスターの乱獲は、主に冒険者の手によって

 起こっているので、それでいいかと。」

「よっし!」

「てか、冒険者って陣形組めるのかな?」

「無理かと。」

「だよね、、、。」

「側面攻撃ボーナス、背面攻撃ボーナスを

 考えますと中々の難易度になるのでは

 ないでしょうか。」

「う〜ん、見切り発車感がすごいあるけど、

 取り敢えずダンジョンメッセージさん

 お願い!!」

「承りました。ダンジョン生成に3日ほど

 かかりますが、宜しいでしょうか?」

「うん!じゃあ、3日後の正午にNEWオープン

 しよう!」

「はい、仰せのままに。」




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