異母妹タイプの害虫が出現したので、被害者の令嬢と夫人を助けた件
「大人しくしろっ!!毒婦め!!」
「神妙に縄につけっ!!」
「嫌あぁ!!離しなさいっ!!私を誰だと思っているのおっ!!貴族よっ!!伯爵夫人なのよおおぉっ!!!」
やあ。
婚約者溺愛系だから婚約者の親友の従兄弟を助けた系王子のエルグランドだよ
ただ今、とある伯爵家の王都のタウンハウスに俺に貸し与えられた騎士二個小隊と踏み込んだところでなんですよ
この家はフランの親戚筋なんだが、当主がクソ無能のクズ男で平民というか娼婦の乗っ取りクソ女とそいつが産んだガキを家に迎え入れて妻と正当な令嬢に虐待紛いの冷遇をしていることを告発を受けたというわけだ!
まあ要するに父親が不倫ゴミクズ野郎で愛人腹の異母妹が性格最悪クソ雌ブタヒロインの話系のテンプレが起きちまってたわけだな。とりまクソ愛人ババアが俺の目の前で取り押さえられたぞ
「ああん?貴様の様な薄汚いアバズレが伯爵夫人だと?寝言は寝てほざけ!!
貴様の様な腐れババアは裏路地を下着でウロついて浮浪者のイチモツでも咥えてるのがお似合いだこのクソアマが!!」
「な、なんですってえぇ!!ガキの分際でえぇ!!」
「はっ!(よく慰問で一緒に遊ぶから)孤児院の子供達でも知ってる第二王子の顔も知らんのか?程度が知れるなアバズレババア!!!」
「なっ…?!?!」
「夫人と令嬢は保護したか!!おい!この女のガキも捕らえて連行しろ!!当主もだ!!手心は加えるな!!ガタガタ抜かす様なら歯の2本3本折っても構わんぞ!!」
「「「はっ!!!」」」
「イザベラ姉様っ!!大丈夫?!」
「フラン様っ!!」
「エレナ夫人も大丈夫ですかっ?!」
「え、ええ私は大丈夫です!」
どうしても同行したいというフランと、公爵家の護衛も付いてきて大捕物になった
床に組み敷かれている汚い雌とその幼虫と番のクソオス豚…なんと卑しい表情なんだろうか。お里が知れるわ
やっぱり悔しげに床に押さえつけられるのは、誇り高い冤罪令嬢ではなく、こういう全身から卑しさが溢れ出てる身の程知らずなクソ雌ドブネズミとそんなのに惚れてる脳みそ1cc男であるべきだよな!!
「殿下って、普段めっちゃフェミニストなのにこういう手合いには一切容赦無いんだな…」
「というかセレスティナ様が近くに居ないと口調ものすごく汚いですよね…下町のチンピラより酷いんじゃないですか…?」
「いやいや、まあ荒事も多いアンタレス公爵を継がれるのですからあのぐらいでないと務まらないかもしれませんよ」
はいそこ、私語は仕事が終わってからにしような
「うそ…王子様がっ…どうして私を…酷いっ!!こんなの酷いよおぉっ!!」
ハァ?
というか、目の前で自分の母親も乱暴に取り押さえられてるのにそれはどうでもいいんだなぁ
やっぱり害虫は自分のことしか考えない生き物だよな〜
あ、見た目は茶髪のゆるふわショートボブのいかにも頭緩そうなヤリマン馬鹿女って感じだぞ
「殿下!ご確認を!」
「ふむ、報告書によると…貴様がプルムか?14歳か…」
「あ…はぁいっ!そうですうっ!!私このおうちに来たときからぁ、奥様とぉ、お姉様にいじめられててぇ…私は悪くないんですぅ〜こんなの酷いですうぅ〜王子様ぁ助けてぇ?」
…うわ
なんでこの状況で自称被害者ぶりっ子、言わばクソビッチヒロインの常套手段が通用すると思ったんだろうな。あと上目遣いキモいからやめろ
流石に騎士達もドン引きである。
「もう聞くに耐えん、猿轡かまして連行しろ」
「「はっ!!」」
その後!
15歳だったイザベラ嬢はフランの家の養子となり溺愛されている。婚約の申し込みもなんだかんだ多いらしい。
エレナ夫人は同じくフランの家で食客扱いで保護、今は楽しく日々を過ごしているようだ
プルムとプルム母は処刑、伯爵は爵位剥奪で放逐だったが、俺が裏路地で首の骨を折って殺し、強制土葬魔法で一丁上がりだ
また伯爵家乗っ取りの罪状での処刑は身分制度の強調になるので民衆の反応がちょっと不安だったが、逆にクソ母娘に平民の怒りが爆発する結果となった。同類と思われたらかなわんという心理もあるのだろうし、まあクソ寝取り女なんかみんな嫌いだよな。同類以外はな
それでも貴族がすんげぇ腐っていれば、ざまあみろという感情論が膨らみ、クソ母娘に対して若干の英雄視バイアスがかかったりもあり得るが
貴族が負っている責任と義務を理解してくれている平民が多いのは、やはり多くの貴族がきちんと領主の務めを果たしてくれているからだな
どうやらこの世界はクソビッチヒロインがよく発生するようだ。これからも駆除業者として気が抜けない日々が続きそうだ