こわれたオルガン
こわれたオルガン弾いている。屋根裏のおじさんに襲い掛かる。だけど辺りは星月夜。
ねえ、知ってる?君がここで生きてること。
星でいっぱいの夜に君の名前呼んで、
ぼくの草原にやってきて。
ライオンのたてがみがゆれているから、観測所のおばさんは脳天気。
いつも考えていることはおでんのこと。
家電は大切にしよう、留守電には答えよう。
だけど都電に乗って逃走する、この夜に。
どこまでも逃げる心と、降りたくなる衝動。
知らない駅で降りて、野宿するのもいいかもね。
カモメ飛ぶ海沿いの街で、ぼくは暮らしていた・・・
遠い昔の話・・・
ロボットを見つけたら話しかけて。
たぶん彼、もう一人のぼくだから。
何か言ってたらとりあえず聞いといて。
もう一人のぼくの言葉だから。