動揺
辺りは闇に覆われていれて、なにも見えない
自分がどうなっているのかも解らない。
僕は必死にもがき叫び助けを求めた
そしてその世界は不意に光り輝き
そして 消滅した。
鳥の声で目が覚めた。怠い体を持ち上げるように起きる。
「夢か、、」
いつものように水を飲もうと立ち上がる。
そして始めて異変にきずいた。
「、、、は?」
そこはいつも通りの自分の部屋などではなかったのだ。
「ここは、、どこだ?」
辺りを見回すとここは小屋のような所だろうか。
木でできたよくある小屋だ。
落ちたところえを誰かに助けてもらったのかもしれない。助かったのは「神様が生きろ。」と言っているのだろうか。
せっかく拾ったら命だ。死ぬなんてバカな事はやめよう。
お礼を言おう、小屋の外にいるのかもしれない。
そして小屋のドアを開けると決していつも通り等ではない世界がそこにあった。
「は、、、、、」「なんだ、これ、、、?」
中世ヨーロッパを思わせる家の住宅街
スチームパンクな大きな機械。
そして巨大な城がある町が丘の下に
広がっていいた。
「おー目、覚めたか!良かった!」
畑の奥にいた麦わら帽子を被った男性に
話しかけられた。
「あ、有り難うございます。」
「いやいや、そんなたいしたことないよ、」
男は恥ずかしそうに手を振った。
「あのすみませんが、此処ってどこですかね、」
「なにってお前ここは王都アレオンだろーが
その城見りゃわかるだろ?」
男が眉に皺をよせながら答える。
「あ、そ、そうですよね有り難うございます。」早口で答える。
「すみません有り難うございました。」
「おー元気でな!」男は嬉しそうに答えた。
自分は足早にその場を去る。聞きたい事は山ほどあったが今。、自分はここから逃げたかった。
走りながら思考をフル回転させ 世界ここの事を考える。
王都? アレオン? 意味が解らない。
ここはどこだ?何なんだ?
自分は死のうと思って穴に飛び込んだのだ。
こんな所に来るためではない。
飛び込んだけだ、それともここが死後の世界か?
確かめるため走りながら頬をつねってみる、
痛い、 痛みがある
この世界は夢や空想、天国などではなく
ここに存在している。
「、、、まさか、」
異世界か?
いわゆる異世界召喚ってやつか?
「これからどうすればいいんだよ、、」
―「ハァッ ハァッ ハァッ」
どのくらいの間走っただろうか。
日は傾きかけ段々暗くなってきた。
周りは木しかない森だ。
「なんにも考えてなかった、」
考え事に夢中になりすぎてこれからの事など
考えていなかったのだ。
「何処だよ、ここッ!」
今までの事を思い反し帰り道を考える。
しかしこの世界は考える暇すら与える事は
しなかった。
刹那冷たい刃物が右腕を掠かすめ―
短めです