潜む影
久しぶりにかきました。
更新遅くて、本当に申し訳ないです!!
すんません!
とまぁ、とりあえず、話はだんだんヤンデレっぽくなってきたかな?
多分・・・・(汗)
こんな未熟者ですが、これからもよろしくお願いします!!!
翌朝。
寝ぼけ眼で目を擦りながら、階段を降りていたりさは、昨日のことを思い出していた。
昨日の悠はなんか変だったな。昔はあんなだったっけ?
そう思いながらも、一通り支度を整え外にでるとーーー。
「・・・康介、先輩?」
「よっ!りさ」
家の前には、りさの中学時代の先輩の康介がいた。
「毎度よく来ますね、先輩。今日も部活無いんですか?」
「おぅ」
りさがやや呆れ顔で言うも、康介は気のいい笑顔で答える。
「それより、りさ。聞きたいことがあるんだけどさ・・・・」
「ん?・・・・なんですか?」
急に真顔になった康介に、首を捻りながらもりさが尋ねる。
康介はゆっくりと近づいて来て、りさの肩を掴んだ。
「りさ、昨日一緒に帰ってた男は誰?」
「?・・・昔の幼馴染みですけど」
「へぇ、幼馴染み?随分と仲良いいんだね」
康介が小さく笑った。
怖い!!どうしたの、先輩!?
てゆーか、なんで悠と帰ったこと知ってるんですか!!
心の中で大絶叫するりさだが、なんせ怖くて声に出ない。
気のせいか、掴まれた肩が痛い。
「りさは本当性格悪いんだよなぁ。俺の気持ち、本当はわかってるんだろ?
なぁ、そんな悪い子にはーーお仕置きが必要だよなぁ?」
すごい力で肩を掴まれる。康介に掴まれた箇所が痛い。
あまりの痛さに、少しだけ涙が零れた。
「ーーーっ」
りさが泣き出したことに動揺したのか、康介の手が離れた。
「りさっ、ごめん!りさを泣かせる気はなかったんだ。ーーーただ、りさが他の男と仲良くしてるから。今まで全て排除してきたのに」
「ーーー!?」
さ、さ、最後、排除って聞こえたような気が!!
い、いや気のせいだ。あの優しい康介先輩がそんなこと・・・・。
と否定しようとして、りさははたと止まった。
そういえば、昔私のことをからかっていた男子を病院送りにしたことがあったような・・・・。
あまりに凄惨な現場だったらしく、りさは覚えていないのだが、周りの人が言っていた。
「りさ?」
ぼうっとしているりさに、康介が声をかけてきた。
「だ、大丈夫!!」
顔を引き攣らせながらも、笑みを向けると、康介は満足そうに笑った。
なんでなんだろう。
最近、身近な人に振り回されている気がする・・・。
そうりさが項垂れている間も、康介は楽しそうに話している。
「じゃあ日曜日な!!」
「えっ?」
りさは適当に頷いていたため、なにかと聞き直すと。
康介はニカッと笑った。
「遊園地だよっ。日曜日!りさの了承も得たし、いいよな!!」
「ーーーー」
適当に頷いていたのを、了解と捉えてしまったらしい。
けど、今から断るのもなぁ。すっごい嬉しそうだしーーーー。
りさがそんなことを思っているとはつゆ知らず、康介は直も楽し気に話し始めるのだった。
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暗い路地裏。
りさと康介の楽しそうな後ろ姿を見る影がーー。
影は手の中にあるりさの幼き日の写真を握り締めた。
「ーーー僕以外と仲良くするなんて、許せない。
・・・君は僕のものだよ」
そう言って、影はりさを捕まえようとするかの様に、手を強く握った。
読んで頂き、ありがとうございます!!
遊園地、自分も行きたいなぁ。
と思う今日この頃です。