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没落した国

僕は今、殲滅の魔女様の命令に従い、サルムス王国の地方にある街に来ている。王都が没落したとはいえ国そのものが落ちた訳ではない。


「魔女様がいうには人間の生死は問わないんだったよな」


「そうです」この子はレオニスの元妻であるエルフィ。他の子はレオニスの住んでたとこに戻ったけど何故かエルフィは残ってくれた。ありがたいことだ。


「さて、そろそろ始めるか」


「手伝います」


「何もすることは無い、すぐ終わるから」そう言って僕は変えたい事象の内容を口にする。


「この街の人は国外に出かけている」次の瞬間、目の前にいた人が突然、姿を消した。エルフィは驚いたことだろう。


「さて、仕上げといきますか」この調子で僕は他の街も没落させていき、2日ほどで終わった。


「殲滅の魔女様に話した方がいいと思うんだよな。どう思う?」


「確かに、話せば一発で司教になれると思います。ですが目立つのは良くないと思います」


確かにエルフィの言う通りだ。

目立ってまで司教になりないとは思わない。


「しばらくは黙ってるか。たぶん魔女様も自分で調べてるだろうし」


「魔女様!任務完了しました!」


「お疲れ様。街一つ、落としてこれた?2日もかかったの?」


「いいえ?国を落として来たんですよ」


「へ?冗談よね?」


「僕が魔女様に嘘なんてつくはずないじゃないですか」


「どうやってやったの?」


「そんな大したことしてないですよ」


「まぁ、いいわこれから幹部会議だからあなたも出なさい」


「なんで幹部でもない僕が会議に出ないと行けないんですか!」


「仕方ないでしょ!今回の任務はあなたにしか任せてないんだから」


「でも、普通街を没落させるような大きな任務、司教様の担当じゃないですか?」


「誰もやりたがらないのよ」


「そうなんですね」


「着いてきなさい!」こうして魔女様に連れられて会議に参加することになった。


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