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見習い①
いつも通り体内時計で起きた僕は、いつもと違う場所にいた。
そこは無機質な空間で、学校の保健室のような感じ。
白色で統一されたベットに横たわったのは、いつぶりだろうか。
少し時間が経って、それでも状況整理をするには十分な時間では
なかったけれども、白衣を着た1人の女性がやってきた。
「目が覚めたみたいね。気分はどう?」
女性の問いかけに対し、
とりあえずそれっぽい回答をすることにした。
「だいぶ良くなりましたかね。」
おそらくだが、ここは本当に保健室で、
何かしらの夢を見ているのだろう。
そう思うのが一番しっくりくる。
いつもと違う場所で寝てるのもおかしいし、
こんなに綺麗な保健室の先生は現実にはいないーー。