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プロローグ


ここは何処だろう



辺りは乳白色の淡い色をした霧がかかっていて何も見えない場所にいた



いつの間にここに来たのか、ここはどこかもわからない



何も見えないのが怖く思えて手を広げてどこまで見えるか試しても



せいぜい30センチ先しか見えない



乳白色の霧は


適温のぬるま湯に全身でどっぷりと浸かっているかのような心地よさがあった



だが同時に、まわりが何も見えない場所に浮かんでいるのか立っているのかさえわからないせいで恐怖が全身に浸透していく



なんでここにいるのかもわからない



何も聞こえない


何も見えない


何も


何も


何も………



永遠にも感じられる時間が流れて


ましてくる恐怖は


徐々に乳白色の霧が晴れてくたことで次第にやわらいだ



どこにいるのかわかると安心していたのもつかの間、霧の中から表れたのは




巨大なスクリーン


状況が理解出来ない



唖然としていると巨大なスクリーンの画面が光った



画面に映し出されたのは緑色の文字で



―データ読み込み中―



その一行以外は全て英語のような文字の羅列が浮かんでは消え



浮かんでは消えを繰り返している



―読み込み終了―



一瞬その文字が浮かび



画面から光がパッと輝く





画面のまぶしさに一瞬目が眩む



おもわず目を閉じると


「神崎すぐる(カンザキ スグル)。」



突然名前を呼ばれた



機械のような無機質な声で



なんだ?



神崎が目をうっすら開き画面を見ると、もう目を開けても大丈夫そうだったのでしっかりと画面を見つめる




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