色について
SNoWのカードには、色が設定されているものが多くあります。
色は全部で五種類あり、それぞれが違う役割を担っています。
白のカードは創世導師の「楽」の感情に呼応しており、ときに「名誉」を生み出します。
安定の上にある幸福感が示されているためか、(安定をもたらす)守りを固めることに長じています。
ゲームバランスとしては、ライフを回復させたり、敵の攻撃性を無効化したりする役割を持っています。調和への意識から同族意識と排他性が強く、一定の範囲外にあるカードを除去することも得意です。
また白の生物は、敵の攻撃から身を守るためにBPが比較的高くなっています。
青のカードは、創世導師の「哀」の感情に呼応しており、ときに「後悔」を生み出します。
喪失に対する反応、または喪失そのものを示しているため、(生物の存在が不可欠となる)戦闘を回避する傾向にあります。
ゲームバランスとしては、戦闘を回避しながら勝利へと歩む役割を持っています。バウンスと召還無効により、生物の存在を許しません。敵(時には味方)に病のような悪影響を及ぼすことも得意です。
また青の生物は、BPとHRが共に低い反面、防御されにくくなっています(飛行する、潜水するなど)。
黒のカードは、創世導師の「恨」の感情に呼応しており、ときに「恐怖」を生み出します。
安定の下にある危機感が示されているためか、(追いつめられたように)自身の身すら省みず敵を破滅させようとします。
ゲームバランスとしては、味方を犠牲にしながら攻撃的に進む役割を持っています。ライフや手札を代償に、相手にそれと同じかそれ以上の被害をもたらします。死に際に置き土産を残すことも得意です。
また黒の生物は、破滅をもたらすべくHRが比較的高くなっています。
赤のカードは、創世導師の「怒」の感情に呼応しており、ときに「傲慢」を生み出します。
なんらかの現状否定を示しているためか、(既存体勢を変えうる)混乱をもたらそうとします。
ゲームバランスとしては、場(FM・DRを含む)を荒廃させる役割を持っています。奇抜な能力で翻弄することも少なくありません。素早い攻撃も得意です。
また赤の生物は、BP・HR共に平均的数値をもつことが多いです。
緑のカードは、創生導師の「楽」の感情に呼応しており、ときに「執念」を生み出します。
(単体ではありえない)なんらかの達成を示しているためか、集合や連続といったものに深く関わっています。
ゲームバランスとしては、コンボ性を充実させる役割を持っています。カードを使用するための下準備、特にFmの伸長は緑の十八番です。復活システムを活かすことも得意です。
また緑の生物は、BP・HR共に若干低い反面、クローズしても復活しやすくなっています。
これらの色の特徴を理解することは、あなたが実際にデッキを組んだり、相手の動向を推し量ったりする際の指針になるでしょう――それぞれ得手不得手があるのです。
一つの色に絞って長所を伸ばすか、複数の色を足して短所を補うか。それはあなたが決めることです。
なお、カードの色は一枚につき一つとは限りません。
二種類以上のものもあれば、色のないものもあります。
そしてそれらにも、また違った長所と短所があります。