ゲームの目的とカードの種類
対戦相手にやられる前に、敵のライフを0にすること! それがあなたの目的です。
またあなたの対戦相手がカードを引くときに、デッキにカードが残っていない場合も、あなたの勝利となります。
その他まれなケースではありますが、条件を満たすことで特殊勝利をもたらすカードも存在します。
さて。ライフを削るには、当然ながらカードを用います。
ゲーム中にリアルファイトを行って、相手を殺傷することで物理的に生命を削ってはいけません。
S.N.o.W.のカードは、まず裏面で二つに分けられます。
一つはメインデッキ用カード。もう一つはのフォアフロントカードです。
メインデッキ用カードは、すべて紙製です。裏面のイラストも統一されています。
これらは、カードタイプによって更に分けることができます。
SNoW開始当初、タイプは二種類でした。しかし第30弾まで発売した現在、四種類に増えています。
今後さらに増えるかもしれません。
黎明期から存在する二種類は、生物魔法と瞬間魔法。
5弾から登場したのが器具魔法。
11弾から時代魔法が、追加されています。
プログレは、あなたのしもべとなる生物です。
時に剣として、あなたの指示で戦うでしょう。時に盾として、あなたの生命を守るでしょう。
多くのデッキで、相手のライフを削る中心的な役割を担います。
以下の三種と違い、召喚したターンには攻撃したり横向きにすることができません。次のターンのステディ・フェイズを待つ必要があります。
復活した際も同様の処置を取ります。
スプレーは、霧のように瞬間的で刹那的な作用をもたらします。
他の三種類と違って使い捨てではありますが、代わりに特殊な効果を持っています――あなたはこれをいつでも唱えることができます!
他のカードは、自分のターンのメイン・フェイズでしか召喚・顕現することができません。しかしスプレーは形をもたないので、戦闘に介入することも、相手の行動に対応することもできます。
たとえば、相手が自身のプログレを強化しようとしました。あなたはそこで除去能力をもつスプレーを唱えて、対象となっていたプログレを先に破壊し、強化をムダにすることができるのです。
アーティファクトは魔術的な道具です。
芸術品であることもあれば、武器であることもあります。その多くに共通するのは、何者かの手によって作為的に作られたものであるという点です。色を持たないものが大半を占めており、使用するデッキをあまり選びません。
使い道は物によってまったく異なります。プログレのように相手を攻撃するものもあれば、場に出しておくことでスプレーのように使えるものもあります。
エポックは歴史的状態を表しています。
大いなる戦争やその後の平和、腐敗した政治体制などを表します。アーティファクトとは違い、すべてなんらかの色を含みます。人為的なものもありますが、自然災害なども同じくらいあります。
こちらも効果は様々です。ただし、敵味方問わず効果を発揮するカードがかなり多くなっています。
これら四種のカードは、共通して「カード名」「イラスト」「コスト」「カードタイプ」「テキスト」が記載されています。
プログレに限り、加えて「BP」「HR」「RVシンボル」が書かれています。
「BP」はプログレ同士の戦闘で相手に与えるダメージ、「HR」はプレイヤーへの攻撃時に与えるダメージです。「BP」を上回るダメージを受けたプログレはクローズします。
クローズしたプログレは、自分の第一メインフェイズ時に、「RVシンボル」に記されたカードを手札から捨てることで復活します(表向きに戻ります)。
話を戻しましょう。これらと違い、デッキに組み込まれないカードが一つだけあります。
フォアフロント・カードです。そこには偉大なる生命が刻まれています。
彼、または彼女は、その才覚をもってデッキに眠る魔法を束ねる役割をもちます。さらにその能力により、戦闘を強力にサポートしてくれます。
ゲームの初めから終わりまで、あなたと共に闘いぬく――その姿はパートナーと言っても良いでしょう。
フォアフロントがデッキに混ざることはありません。他のカードと同じ形式である必要がないため、紙でできていないこともあります。
アクリル製のものもあれば、金属製のものもあります。もはやカードと呼べないような、直方体のものまであります。
これらの特徴を理解することが、デッキ構築・プレイの上で肝要となります。