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第三話 男の心中

第三話です。なんとなく自分が書きたかったのと違います。

僕の語彙力の無さが悔やまれます。

本は読むべきです。いや、本当に

ギルドから出た後、俺たちは近くの酒場へと入った。照明が少なくて少し暗い。

「どうしてギルド長を問い詰めなかったのですか?」

と、店員に一通り注文し終わった目の前の少女が話しかけてくる。

髪の毛は茶色で、戦闘に邪魔にならないようにショートにしている。歳は17ぐらいか。

顔は整った形をしている。綺麗というよりは可愛いって感じだ。

「聞いてます?」

「あぁ、聞いてる。」

問い詰めなかった理由なんて簡単だ。





もう3年ぐらい前だろうか。

俺は参謀、いわゆる作戦立案の立場に居た。

中小国の「ジャヌバ」という国で参謀という立場に居た俺は隣の大国「ロイナ」の脅威に抵抗するために、近隣の中小国に戦争を起こした。計画は完璧だった。全てはうまくいくはずだった。

唯一、確かに信頼していた者の裏切りで敵に情報が漏れた。そして・・・

まぁ、その時の話はまた機会があればするとしよう。できれば思い出したくない。

「ねぇ、なんでそんな事言うんですか?情報は時に命よりも重いなんて、昔何かあったんですか?」

嫌な思い出だ。思い出したくない。

と、言っているのにも関わらず目の前の少女は聞いてくる。

こういう時は黙るに限る。

「昔何かあったんですね?もしかして私に名前を教えてくれないのも、それが原因ですか?」

やめろ。こっちに来るな。さっきまで馬鹿だと思っていたが・・・こいつは・・・

「黙ってたら良いってわけではないんですよ。」

・・・。

「そうやって黙るなんて、まるで・・・」


逃げているみたいですよ?



逃げる。逃げるという行為は、動物が恐怖を感じた時に行う。或いは、人が現実逃避している時も逃げているという。

では、俺は現実逃避をしているのか?

いや、違う。過去の事は既に受け入れた。

じゃあ、恐怖か?

一体、俺は何に恐怖している?

「ねぇ、なんで逃げているんですか?」

過去から。と少女の声が響く。

「過去なんて過ぎ去った事です。受け入れなければ未来は来ませんよ?」

そんな事は分かっている。とっくの昔にそんな事は受け入れた。だからこそ、あの何も残っていない街を出ることができた。

「あなたがここまで来たのも、逃げていたんじゃないですか?」

ここまで来たのが逃げるという行為だったのか?

「あぁ、なるほど分かりました。」

何故分かる?俺は何も答えていない。

何も教えてはいない。

「あなた、逃げているんですよ。やはり過去から。具体的には過去に感じた感情から。二度と同じ思いをしないように。二度と心に傷が付かないように。逃げているんです。」




「気持ちの整理はつきました?」

と、アリナが聞いてくる。

さっきまでの問い詰めが嘘のように、今、目の前の彼女は至って普通のどこにでもいる女の子のように見える。少し前のあのアホそうなしかしそれでいたどこか狡猾な、あの少女に。

「あぁ、ありがとう。おかげで自分が分かったよ。」

「いえいえ、当然の事をしたまでです。」

どこかで聞いたことのある台詞に少し笑みが漏れる。

もう逃げるのはよそう。

フードをはずす

「俺の名前はジュンだ。お前は?」

「ひどいです。三回目ですよ?ちゃんと覚えて下さいね。私の名前はアリナです。」


そうして、一つ大切な物が出来た。




どうでしたか?

第三話。

もっと心の内をさらけ出したかったんですけどね。まぁいいや。


ところで皆さん。

漫画や小説のような事は起こらないと思って居ませんか?

例えば、曲がり角でパンを咥えた少女にぶつかったり

例えば、ピンチの時に運良くヒーローが通りかかったり。

現実は小説より奇なり。

世の中には100万分の一の確率を人生で三回も経験した人がいるくらいですから。

あなたの身にも起こるかもしれません。


日本人が、アニメや漫画の非日常や、ピンチに駆けつけてくれるヒーローが居ないと思うのは。思い込んでしまっているのは。

もしかすると今の世界自体が安全なモノになってきているからかもしれません。

根本的に、ピンチに陥る機会が少なくなっているのかもしれません。

どうでしょう、自分を危険に晒してみては。意外と簡単に運命の人は見つかるかもしれません。


おっと、話が長くなってしまいました。

次話は書き始めていますが、なんか余りいい考えが思い浮かびません。

まぁのんびり書いていきます。


PS,宿題は無事に全て終わりました。

あと、無理はしないで下さいね。



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