Ep_ένα「@Prologue=Overture」
平穏な日々、変わり無い毎日……星の観測者(Stargazer)達は其処に既視感(dejavu)を見出だす。其れこそが、開いてはならぬ禁断の扉の鍵……
『アァ……アァア……』
まただ。また斯の夢だ。
『タ…タス…タスケ…スケテ…』
やめろ、此れ以上近づくな!
『アァ……ナゼ……?』
聞くな。そんなこと誰も判りやしない。
『ワカラナイ……コンナニモクルシンデイルノニ……!』
苦しんでいる……だと?ならば何故笑っていられる!?
『自分から傷つけておいて何を言う!』
目の前の何かが姿を変える。其れはハッキリと人の姿を取り、ボクのことを罵倒する。
『判らないのなら身体に訴える迄だ。我々が受けた苦しみ、存分に味わうがいい!』
「っ!!」
見えない何かがボクの身体を切り裂く。忽ち、視界は自らの血で染まった。身体中からあらゆるものが抜け出る感覚。
更に、見えない何かは熱を帯び、ボクの身体は燃える。傷口を焼かれ、ボクは最早屍も同然なのに、まだ痛みは消えない。
見えない何かは冷気を発し、ボクの屍は凍りつく。凍った身体が指先から砕けていく感覚が、厭な程知覚できる。
身体は全て粉末状に砕け、残るは頭部だけとなった。最期に見えない何かは硬質なものとなり、ボクの頭目掛けて振り下ろされる。頭蓋が粉微塵に砕かれた痛覚を最期に、意識は漸く途切れる。
……
…………
………………
…………
……
「うわぁぁぁ!!」
布団から跳ね起きた。辺りを見回すと、何ら変わりの無い小生の部屋だ。
「はぁ……流石にもう勘弁じゃぞ、あんな夢は……」
安心して額に手を当てる。ぐっしょりと掻いた汗が手に纏わり付く。
「今日は……月曜か。」
グッタリとしながら布団を片付ける。フラフラとした足取りで洗面台に向かう。
「…………」
鏡を見る。酷く疲れ果てた自分の顔。肌にハリが無く、目元に深い隈が出来ている。
「今日は休もうかのう……」
そんなことを考えつつも、手は自然と蛇口を開け、冷たい水を受けている。流れ作業でそのまま顔を洗う。
「…………」
イマイチすっきりしない。もしかしたら本当に体調が選れないのかも知れない。
台所に向かい、朝食の用意をする。朝食の用意が一段落した後、棚の中にから体温計を取り出し、腋に挟み込む。そのまま椅子に座り、半ば放心状態になる。
「………………」
食パンが焼き上がる音と体温計の音が私を現実に引き戻す。食パンを皿に取り、体温計を見る。
「37度1分……」
矢張り高い。堂々と欠席できる体調である。
「むぅ……頓服でも飲んで落ち着けるかのう……」
棚から薬箱を取り出す。其処から“解熱剤”と書かれた包みを取り出して、テーブルの上に置く。
「む、然う言えば此れ、服用は食後じゃったな。何か胃に入れねば……」
まだ温かい食パンにバターを塗る。スクランブルエッグが主菜、レタスサラダが副菜の極々一般的な朝食。
「んぐっ……」
パンを口に押し込み、牛乳で流し込む。食欲も余り無い。此れは本格的に医者に掛かる可きだろう。
取り敢えず一通り胃に収めた後、コップに汲んだ水で薬を服用する。一瞬、独特の苦味が舌を通り抜けるのを感じる。
「…っはぁ……」
時計を見ると今の時刻は8時。学校は徒歩で片道10分と近いが、最早行く気にはなれない。
「…………」
電話の元に歩み寄り、受話器を手に取る。学校の電話番号を入力。
「もしもし……?」
『浅篠原学園高等部の赤坂輔ですが……』
丁度善い。我らが担任、赤坂教諭が出て下さった。
「教諭殿、本日の出席は不可能に御座りまする……」
『沙織!?大丈夫か!?』
「原因は体調不良にて……体温が37度1分もありまする……」
『俺は心配だぞ。何たってお前、一人暮らしだからな。』
確かに小生は一人暮らしだが、自分で病院に行けない訳は無い。好きで斯の生活をやってる訳じゃないが、もう馴れた。
「此れより通院致します故……其方での事後管理は宜しくお願い申し上げ候……」
『判った。此方は任せておけ!』
「有り難き幸せ……」
受話器を置き、台所に向かおうとする。
「ふぁ……」
突如、厭な浮遊感に襲われる。バランスの取れなくなった身体は、そのまま床に倒れる。
「あ……」
身体から力が抜けた。入れようとしても入らない。徐々に遠くなる意識。
「………………」
映像が途切れるように、小生の意識は断絶した。
† † †
「んー……今朝も善い朝ですね、っと。」
玄関先の立て札を“商ひ中”に置き変え、今日も一日が始まる。
「あ、然う言や今日講義あったな。」
荷物を取りに玄関を潜る。斯の日本家屋は、オレが営む骨董屋の店舗であり、兼自宅だ。
オレは紫苑玲慈(Sion Rayge)。歳は今年で満20歳(未だ19歳)。斯の自宅から程近い東京文理大学に通う大学二年生だ。とは言え、受けている講義は週三回だけだし、其れ以外の日は専ら家業の骨董屋を勤しんでいるのだが。因みに、単位は去年の内に頑張って先取りしてある。
「玉藻ぉ〜!店番頼む!」
「畏まりましたぁ、御主人様!」
番台の裏に置いてある荷物を取りつつ、奥にいる同居者を呼び出す。元気な声と共に現れたのは、立派な金色の尻尾と耳を生やした和服の可愛らしい女性……
「玉藻、一つ確認。」
「何でしょう?」
「耳と尻尾について聞かれたら?」
「コスプレと答える、ですね?」
「然うだ。後は適当に誤魔化すんだぞ。」
「其れくらい判っていますよ、御主人様。」
……彼女、名を玉藻前という。本来なら書物の中でしか見ることの出来ない存在が何故此処にいるのか。其れについて説明すると二日ぐらい掛かってしまう気がするので、此処では割愛する。取り敢えずは、我が家とオレの女中さん、とでも説明しておこう……ちゃんと説明になっているのか凄く不安だが。
「善し、じゃあオレは講義を受けてくる。」
「今日は何時頃のお帰りですか?」
「今日は午前中にしか入れてないからな。昼食を作っておいてくれると助かる。」
「はい!玉藻、精一杯頑張ります!」
玉藻は物事を熟すまでが早い。何か教えると直ぐにマスターするので、オレとしては非常に便利だ。昔は味噌汁の一つも作れなかったが、今ではかなりの食のレパートリーを持っている(まあ、其の大半はオレが教えたものだが)。
「じゃ、行ってくる。」
「行ってらっしゃいませ、御主人様。」
まるで恋人同士のようにキスをしてから出掛ける。数十m程進んでから改めて考えると、さっきの構図って一体如何なんだろう……愛くるしい半獣人と接吻する黒尽めの白髪……うぅむ、何とも言えない。因みにオレの服装は、黒い着流しに黒い手甲、黒い足袋に鼻緒が紫の黒い下駄と、何処かで見たことがあるような服装だが、決してオレは彼の大先生作のとある推理小説の主人公ではないし、彼との関係も全く以て無い……厭、少しぐらい影響は受けたけど、さ……
そんなことを考えている内に、如何やら大学に着いたようである。東京文理大学は4年制の一般的な国立大学で、文系は民俗学、理系は物理学が人気だ。卒業後は殆ど、研究者になるか、普通に企業に就職するかの二択になる。
校門を抜け、民俗学科の校舎を目指す。民俗学科の校舎は専用の蔵書庫、地下保管庫と一体になっており、斯の大学の中でも有数の大きさを誇る建造物である。
入口を潜り、二階に上がる。“玖廿零壱研究室”と書かれた扉の前に立ち……
「二礼、二拍手、一礼……」
「こらこら、僕は神様じゃないよ。」
右手から特徴の薄い声が聞こえてきた。声の方を見ると、これまた存在感の薄い白衣の男が立っていた。
「厭、斯うでもしないと心配で。玖廿教授の存在感は薄すぎるからね。」
「はは、感謝するよ。けど、然う言う君は存在感が濃すぎるんじゃないかな。」
「いいじゃないですか。朝の講義はオレ一人だけだし。」
斯の男、名を玖廿零壱という。32歳という異例の若さで東文大民俗学科の教授となった稀有な人だ。現在34歳。元の名前は“久住一”だったが、自身の存在感の薄さを憂いで、思い付きで改名したらしい。御蔭様で名前だけは異質だ。
民俗学は人気学科と伝えたが、其れは本学に在籍する生徒の合計人数から見れば、という話である。然も、他の学科と較べて大差、という訳ではない。寧ろ僅差だ。少子化の煽りは、こんな都心の国立大学にも押し寄せているのである。
只、以前は本学生徒の約半数が専攻していた時期もあったらしく、御蔭で設備は充実している。まあ、今の人数では宝の持ち腐れかも知れないが。
「んで教授……今年の新入生、如何でしたか?」
「うーん、ハッキリ言って苦しいね。」
「如何言う点で?」
「先ず受験した人数が少ないからね。御蔭で今年は一人しか入らなかったよ。心理学科は二十人も入ったのに……」
あぁ、此れは人気学科歴代一位の座を明け渡さなきゃいけない事態だぞ。
「更に言うとね……四年の連中が経済学科に鞍替えしたんだ。昨日の帰り際に、“専攻学科変更届”が僕の机の上に置いてあったから……」
確定したな。因みにオレが入る前年度が最も酷かったらしく、物理学科を除いて誰も受験しなかったらしい。
「じゃあ、残る生徒はオレと其の新入生の二人だけ?」
「然う言う事になる。」
やれやれ、ベスト・ワンからワースト・ワンに転落だ。今年の予算大幅削減は目に見えてるな。
「後ね……」
「……何です?」
「其の子、君と一緒に講義を受けたいらしくて……斯の時間に入れてしまったよ。」
……何ですと……!?
「厭、入れたのは構わないんですけど……其の子、何でオレのことを?」
「さぁ……只只押し切られてしまってね。君の事を善く知っているようだった。」
誰だ……?厭、先ずは名前を聞かなければ……
「其の子、名前は?」
「確か……リョウゼンユウコとか言ったな……ああ、此れが願書の写しだ。」
手渡された書類に目を通す。白黒コピーなので色は解らないが、ウェーブ掛かったロングヘアーの、整った顔立ちの少女の写真が見えた。
「霊仙悠子……」
「聞いたことあるかい?」
「……霊仙コンツェルン、っていう複合企業の事は知ってる。」
主に製糸紡績業を中心に、生化学、製薬なども手掛ける大型複合企業……だった筈だ。オレの馴染みの言葉を信じるならば。
「然うか。じゃあ其処の関係者かな。」
「然し、何故オレの事を……?」
「まあ、本人に聞けばいいじゃないかな。直に来ると思うよ。」
と、教授が言った直後、室内に扉を叩く音が響いた。噂をすれば影、とは斯のことだ。
「どうぞ。」
「失礼します。」
ん?思考の奥底に引っ掛かる声だな。開く扉を凝視する。
「紫苑先輩!お久しぶりです!」
「おわっ、何だいきなり?!」
扉が開いた途端、声の主がオレの胸元に飛び込んできた。フワッと香る懐かしいシャンプーの匂い。……ああ、何か思い出してしまったかもしれない。
「ははは、成る程納得だぜ……」
「先輩?」
「あぁ厭何でもない、独り言だ気にするな。」
「………?」
改めて説明しよう。彼女、名を霊仙悠子という。小学校、中学校、高校と、弛まぬ努力を盾に、衰えぬ強運を武器に、ずっと“オレの後輩”というポジションを崩さなかった妹分だ。
「先輩、今何か不吉なこと考えませんでした?」
「は、気の所為だ。」
影の薄い教授の方を見ると、唖然として此方を見つめている。
「あの先輩、斯の方は?」
「一応、民俗学科の教授だ……此奴以外に教授いないけど。」
「玖廿零壱だ。此れから宜しく。」
「あ、宜しくお願いします……クジュウゼロイチって読むんだ、彼の名前……」
「ははは、初対面の人には必ず言われるよ。」
「其れにしても、此処は善いところですね。こんな都会の中なのに緑が一杯なんて。」
「駅も近いしな。立地は文句ない。」
上野の森を抜ければ直ぐ其処に上野駅がある。休日平日を問わない人通りの多さは難点だが、其れを差し引いても便利さに変わりはない。
「で、今日は何をするんだ?到頭生徒が二人きりになってしまった訳だが……」
「二人きり……他の先輩方は如何したんですか?」
「あ、あぁ……いや、あははは……」
「教授、如何なされたんですか?」
「一応、事情を説明しておくか……」
† † †
『タスケテ』
またか。
『タスケテ』
止めろ、止めてくれ!もう好い加減にしてくれ!
『タスケテ』
止してくれ。ボクはそんなに大層な存在じゃない。
『タスケテ』
ボクはお前達を救えない!
『“ボク”って誰?』
!?
影が姿を変える。少女だ。但し顔は見えない。
ボク……ボクは……
『判らないの?』
………………………
幾ら頭を捻ったところで同じ……と自分の中で何者かが言ったように感じた。
『教えてあげる。貴方はね、“ボク”じゃないの。』
言うな、其れ以上言うな!!
『貴女はね…………』
『ココニイテハイケナイノ』
声が変質する。複数のくぐもった声が多重に重なっているような声……何らかのガスを吸った声が周囲から幾つも聞こえていると考えれば善い。正に四面楚歌、サラウンドで襲い来る恐怖、最早何を言っているのかも定かではない。御経のようにも聞こえるし、何かの呪文のようにも聞こえる。只、其れらが総て自分に向かって吐き出されているのだけは確かだ。
止めろ、気がおかしくなる。もう此れ以上、ボクに関わるな!!
声は応えない。声は只、呪言を唱え続けるのみ。
止めろ、やめてくれ、もう、やめて、ヤメ……
意識が途切れる。終焉は何時の時も唐突だ。後は只、暗闇と沈黙に包まれるだけ……
……
…………
………………
…………
……
「…………」
天井。だからといってお決まりの台詞を吐くなどという事はない。知らないのではなく、寧ろ見慣れた天井だ。吐ける筈も無い。
「んぅ………」
ノッソリと身体を起こす。怠い。此れ以上無く怠い。全身が熱っぽい。病状は更に悪化したようだ。
……更に?……悪夢に苛まれ続け乍も、昨日迄は元気其のものだった筈だが……
まあ斯の際、そんなことは如何でも善い。取り敢えず身仕度をしなければ……
……身仕度?一体何の身仕度だ?だが、頭は此れでも身体は勝手に起動し始めつつある。所謂ルーティンワーク、という奴だ。
未だぼやけたままの頭はルーティンモードに入った身体に引き摺られている。食事を用意する身体。其れを見守る頭。椅子に座って出来上がった朝食を見渡す。
……食パン、スクランブルエッグ、レタスのサラダ……今日は何曜日だ?因みに言うと、小生は曜日で朝食のメニューを変えている。
……月曜日。自分は斯の後学校に電話するんだろうなぁ、などと考えたところで矛盾に気づく。
既視感、所謂“デジャヴュ”という奴である。本来なら次に自分が行う行動など、予測こそすれ(する意味は無いが)、“予め知る”事など不可能だからだ。
只、斯の既視感に従うか抗うかは、尋常じゃない健康状態の小生自身に任されている。朦朧とする頭で電話をした後の事を辿る。電話をしたら……
「……ぶっ倒れる……」
……筈だ。則ち電話をしなければ善い。斯のまま病院に直行だ。場所は学校と正反対だが、距離自体はさしも変わらぬ。
と、此処まで考えて先程の“身仕度”について気づく。則ち病院に行く仕度をしていたのだ。御蔭で準備は整っている。
「……行くか、のう……」
ヨロヨロと立ち上がり外に出る。足取りは覚束ないが、案外歩けない訳じゃない。暫くすると、“伽羅橋総合病院”の看板が見えた。
「如何したの……?」
「お、御主か……」
線の細い、絹の様な白い肌をした和服の少女、確か、伽羅橋馨華だったか。小生の後輩である。
「身体の、調子が……」
「喋っては駄目……着いてきて。」
言われるまま病院の中に入る。着いていくと、病室の一つの前で止まった。個室で、中には誰も入っていないようだ。
「貴女の熱は只の熱ではない。親父を呼んで来るから……暫く此処で休んでいて。」
病室に入る。ベットが一つのシンプルな部屋。ベットに横たわると、シーツの匂いが鼻の奥に通る。
『……ァ………ァ……』
何かが見える。夢で見た彼れだ。遂には幻影となって白昼にも顕れたか。頭は拒絶しても身体は言うことを聞かない。何かは小生の方に近づき、然して……
「あ、あぁあああぁぁあぁぁぁ!!!」
……姿を消したかと思うと、とんでもない激痛が熱に悶える頭を穿った。まるで極太の釘を連続で撃ち込まれているようだ。だが、意外にも意識は途切れない。其れは則ち、死にも匹敵する責め苦の継続を意味する。
「……!………!!…………!!!!」
最早声すら出ない。此れは拷問か、其れとも悪趣味な処刑か……激痛が一秒の感覚を永遠に引き延ばしている感じがする。
刹那、眼前に一筋の光が迸る。硝子の割れる様な音と共に。消えかけた魂の最期の閃き。心臓が拍動を停止したのを感じる。
「…………………………………………………………………………」
感覚が世界から切り離されていく。総ては無色に、総ては無音に。直後、思考は完全に消滅した。
如何も。初めましての方は初めまして。鴉羽霞柳という者です。
玲「主人公の紫苑玲慈だ。宜しく。」
さて、私めの新作「@Program=S.V.R.」記念すべき第一話でしたが、如何でしたでしょうか。
玲「構想に三年を費やし、三度の書き直しを経て誕生した自信作、だそうだ。まあ、生暖かい目で見ても特に文句は出ないと思うぞ。因みに、タイトルの“S.V.R.”は“Spirit of VirtualReality”の略だそうだ。」
はい。其れでも見て下さってくれている事には変わりありませんから。序での説明有難う。其れはさておき、玲慈君。
玲「ん、如何したんだ?」
今日はやけにクールだね。何時もの調子は何処に仕舞ったんだい?
玲「平行世界の狭間。流石に此処で彼のノリは禁物だろうよ。」
理解した。さて、矢張り序盤は言うこと少なくなりがちです。玲慈、何か善い案は無いか?
玲「斯の作品の趣旨を述べたら善いんじゃないか?登場人物の紹介は独自のスペースがあるからな。」
では、早速……
Title:@Program=S.V.R.
Genre:VR.SF.M.A.(VirtualReality.ScienceFantasy.Mystery.Action)
Concept:科学×幻想×推理×アクション×仮想現実
Catchphrase
・科学と幻想と推理の仮想現実
・Project.VR、始動。
・“現実”と見紛う“幻想”
・繰り返す“今”
……こんなものでしょうか。
玲「キャッチフレーズ……」
善いじゃ無いか。別に問題あるまい。
玲「ま、まあな……」
では、そんなこんなですが次回予告を……
未来は来ず、世界は過去へと回帰する。繰り返される月曜日。目覚める第二人格。黄昏の終わる刹那、集いし星の観測者(Stargazer)達は何を視るのか……次回、Ep_δυο「@loop=Rondo Replica」……斯の運命は、神のみぞ知る……
ではまたお会いしましょう、さようなら!
玲慈君のミニ陰陽講座
玲「東の川、西の林、南の窪地、北の丘陵に囲まれた土地を“四神相応之地”と言う。斯う言った土地は四神の加護を受けており、住まう者に平和安寧を与える、と言われていて、平安京は斯の“四神相応之地”に築かれたんだ。次回も是非見てくれ。じゃあな!」