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HYDRA CHRYSALIS -TRANSCENDENCE- (ヒドラ・クリサリス トランセンデンス) ―人は進化を超え、存在そのものを書き換える―  作者: Nao9999


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シーズン3 第1話 異変

SEASON 3 第1話になります。


ここから物語は最終章へと入ります。


これまで描かれてきた戦い、

そして母体とHYDRAの存在。


そのすべての意味が、

少しずつ明らかになっていきます。

HYDRA CHRYSALIS

SEASON 3

第1話 異変


静かな海だった。


風もなく、

波もない。


まるで時間が止まったような水面。


だが、その奥で――


何かが動いていた。


「……反応、確認」


観測員の声が震える。


モニターには異常な数値が並んでいた。


「これ……全部?」


誰かが呟く。


海全体。


ありえない範囲で、

水が同時に反応している。


「そんな馬鹿な……」


その瞬間。


海が揺れた。


一斉に。


巨大な質量が動く。


それは波ではない。


意思だった。


―――


地上。


水城は空を見上げていた。


風が変わる。


空気が重い。


「……来たか」


その目はすでに理解している。


これは“異変”ではない。


「始まったな」


その瞬間。


遠くの海が、盛り上がった。


巨大な水柱。


空へ向かって伸びる。


常識ではありえない光景。


「……規模が違う」


VEXがモニターを見て呟く。


「都市レベルじゃない」


一瞬の沈黙。


「世界規模だ」


誰も否定できなかった。


―――


海の中心。


そこに“それ”はあった。


形はない。


だが存在はある。


巨大すぎる何か。


「……起動」


低く、重い声。


世界そのものが震える。


「最終段階」


水が集まる。


海全体が、一つにまとまっていく。


「進化、開始」


―――


水城が一歩踏み出す。


その足元で、水が応じる。


だが今回は違う。


従わない。


「……なるほどな」


理解する。


「お前が本体か」


その視線の先。


海の奥。


見えないはずの存在を見据える。


「来い」


その一言。


空気が張り詰める。


そして――


海が、動いた。


世界を飲み込むように。


ゆっくりと。


確実に。


これはもう戦争ではない。


災害でもない。


「存在そのものの衝突だ」


水城の声が静かに響く。


そして物語は、


最終段階へと突入する。


―――続く

第1話を読んでいただきありがとうございます。


ここから物語は最終章へと入り、

スケールも大きく変化していきます。


これまでの戦いとは異なり、

“世界そのもの”が動き始めました。


この先で描かれる真実と結末を、

最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

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