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ゲブラさんの価値観シリーズ

「完璧主義」は褒め言葉でも何でもない。

作者: エンゲブラ

「完璧主義者」


一瞬、聞こえの良い言葉ではあるが、その実はあまり褒められたものではない。なぜなら「完璧」を準備するために割かれる()()()()()()()、つまり「タイムパフォーマンス」の問題が、必ずといっていいほど、そこには付きまとうからだ。


完璧主義とは、いったいどこから来るのか?

それはおそらく、一般よりも過度に高いプライドからか。

自己の実力に見合わない、不合理ともいえるプライドの高さ。

それゆえ失敗を隠し、物事を中途で投げ出すのも、実はこの「自称・完璧主義者」に多く見られる傾向といえる(「黒歴史」なんて言葉を使う人間にも、よく見受けられる症状か)。


自称・完璧主義者たちに言いたいこと。

それは、中途半端でもかまわないから、常にやり切る習慣をつける。

平均70点くらいでも構わないから、すぐにアウトプットする習慣をつける。

洗練は「その先」にある結果だぞ、と。


「いきなり満点を目指す」者の多くは、いくら苦心しても、せいぜい80点くらいが関の山で、その80点という数字自体も「稀にしか出せない数字」なので、誰からも信用を得られない。にも関わらず、その自己認識の高さから自分自身を苦しめ、雁字搦(がんじがら)めにヘバっていく。


稀に80点は出すが、滅多にアウトプットをしない人間は、彼らが見下しているコンスタントに70点を出す人間にも、大幅に劣る。とにかく「数(=経験)」が先なのである。


量産の中から得る「真なるもの」を集める作業こそが、平均点自体が高まっていく「洗練のカギ」なのだから。


「黒歴史」すら「必要な経験」であったと愛せるくらいの度量を得れるようになった頃には、おそらくアナタは、その道で一端(いっぱし)の存在となれたと言えるのかもしれない。




―― 何者が、何目線で書いているのか、よく分からない文章だが、そういうことである(どういうことなの?)。



投稿後、書き終わった文章を読み直していて、思い出したこと。


私も若い時分は、ご多分に漏れず、自称・完璧主義の神経質野郎だった。

「アナタの神経質な振る舞いは、他人に対する無神経でもある」といった指摘を受けたことにより、目が覚めることが出来たが、それはもう鼻持ちならない態度だったな、当時は、と今思い出しても照れ笑い。

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― 新着の感想 ―
返信いただいた良い部分を掻っ攫う系の嫌な管理職でありがちなパターンのほうが、典型的ですね。 なんか思い浮かばなくて伝わりにくい記述になってましたので、連投で申し訳ないけど補足。 該当の完璧(責任逃れ…
プライドが原因で完璧主義者の人はまだマシだと思ってます。 深くかかわらなければ、勝手に自滅するか、とんでもなく成功していく他人なので。 脅迫的に(もしかすると恐怖感から)完璧主義者の人は、自分の仕事…
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